ブログ|ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社(PHJ)

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  • ブログ2022.12.05

    いつもお世話になっております。

    PHJの堀内です。

     

    【人生】91歳で介護する側に立つ
    『現役介護職員』 …70年の経験から学ぶ「働く意義」
    “生涯自分らしく生き抜きたい”

     

     

    偶々視聴したYouTubeのタイトルです。

     

     

    「労働力調査(基本集計)によると、
    65歳以上で働いている人は、
    2011年は約571万人だったのが、
    2021年は約909万人と、
    10年間で約1.6倍に増えている。

     

     

    そんな中で今回、 取材班は介護施設で勤務する 91歳の職員を取材。
    70年間にわたり働き続ける 理由を聞きました。」と。

     

    自分より年下の
    ご利用者様の介護をするという細井さん。
    91歳で現役介護職員ということに ビックリでしたΣ(⊙∀⊙)

     

     

    さて、私自身が、
    「91歳で現役」ということで、 視聴しましたが、
    「日本の常識が世界の非常識」
    日本の慣習に侵されている 一人なのかもと反省しています(-_-;)

     

     

    と、言いますのも、
    皆様は、「エイジズム」という言葉をご存じですか(・・?)

    この言葉は、 アメリカ国立老化研究所の初代所長であった、
    ロバート・バトラー氏によって 1969年に提唱されたもの。

     

    エイジズムとは、 年をとっているという理由で 高齢者たちを組織的に1つの型にはめ、差別すること
    と、 バトラーは定義しています。

     

     

    例えば、高齢者が
    他人の名前を思い出せないときに
    即座に「もうろくした」と決めつけたり、
    「その年では難しいのではないか」と
    年齢によってジャッジしたりするなど、
    高齢者を否定的に扱うことが エイジズムに当たると。

    エイジズムは、レイシズム(人種差別)、 セクシズム(性差別)と並ぶ 主要な差別問題であり、
    世界では、問題視されています。

    看護、介護などの社会福祉の現場においても、 高齢者への偏見は 一定程度存在するとされています。

     

     

    例えば、ご利用者の家族や 事業所のスタッフが、
    高齢のご利用者に対して
    「預ける」「預かる」という 意味合いの言葉を使うことから、
    自立した大人として みなしていないことを連想させる。

     

     

     

    また、高齢患者に対し、
    幼児語で話しかけたり
    患者の名前が思い出せないときに
    「おじいちゃん」
    「おばあちゃん」
    と 呼びかけたりすることが 医療現場ではしばしば見受けられます。

     

     

    これも
    高齢者を 一人の大人として
    扱っていないことにより 引き起こされる態度

    医療従事者には、 この対応がエイジズムに当たると
    認識されていないことが多いと。

     

     

    これらの無意識的な エイジズムに対し、

    意識的な差別に当たるのが、 高齢者に対する虐待
    暴言や威圧的態度、侮蔑的発言などの 心理的虐待のほか、
    暴力や介護放棄などの身体的虐待が 日本では起こっており、
    早急に解決しなければならない問題と 指摘されています。

     

     

     

    紹介させていただいた細井さんに感動したこと。

    「夜7時に帰宅。
    どんなに疲れていても夕飯は自炊。
    1日働いたら翌日は休み。
    寝るまでの時間はパソコンを使って
    書き物や勉強の時間に。」

     

    との「学ぶ」という姿勢です_φ(・_・

     

     

     

    急速に変化する時代の中で、 経済産業省は、

    「今の職業で必要とされるスキルの
    大幅な変化に適応するために、
    必要なスキルを獲得する/させること」と、

    「リスキリング」の必要性をアピールしています。

     

     

    常に、「学ぶ」ということが 必要ですね(* ˘꒳˘)⁾⁾

     

     

     

    「エイジズム」ということもそうですが、
    科学的介護時代の到来に、 介護現場では、 変化に適応する
    「リスキリング」を必要としていませんか?

     

     

    PHJは、「8つの介護倫理」を提唱しています。

     

    この介護倫理について、ご興味がある方は、奮ってお申込みください。

     

     

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    2022年12月21 日(水)13:30~16:00
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  • ブログ2022.12.01

    いつもお世話になっております。

    PHJの谷本です。

     

    日本には「世界に冠たる医療保険制度」が後光を指しており、大変廉価な費用で病院で医療サービスを受けることが可能な環境下にありますね。素晴らし〜い!こと、なんですが。

    それによるデメリットも指摘されるところです。

    そのデメリットとは・・・・・・・日本人は医療費負担が安いので、いざとなったら病院にかかれば良いと考え、米国はじめ欧米諸国と比較してダントツに「健康リテラシー」がポンコツである!ということのようです。

    「健康リテラシー」がポンコツとは?予防医療知識もなく、かつ健康にお金を使う習慣はないというわけです。

    そもそも「予防医療」、日本は未発達ですからしょうがないのですが。

    そりゃ、発達・発展するわけないですよね。「世界に冠たる医療保険制度」のおかげで、医療サービスを受けてもその多くはほとんど費用が安く気にならないため、医療法人側も細かいこと気にせず、薬はバンバン処方できますし、国民の側も熱心に、几帳面に薬を服薬するわけです。

    本当に日本という国は、国民や業界に親切で良い国ですね。

     

    「依存」の推進が福祉、「依存」こそ民主主義と考えているようです。(その路線の福祉系学者様は国内で多いですよね。)

    しかし、「依存」を推し進めて最後まで幸せで、かつ発展・成長する法人や個人を見たことがありますでしょうか?

    歴史上、聞いたことがありません。

    ちなみに「民主主義」が機能するか否かは、その国の国民の高い意識レベルを必要としますし、意識レベルが低い国民が多い場合、民主主義が衆愚政治により、国を劣化させていき、結果、その国の国力は大幅に低下していくものとされています。

     

    その意味で、日本人はこのままで大丈夫なのでしょうか?日本は大丈夫なのでしょうか?

     

    社会福祉法人や介護事業者のマネジメントも同様です。民主的にマネジメントを行っているつもりで、

    現場に翻弄されている経営者の方は、方向転換をしなければ、「溺れたマネジメント」になります。

    そうではなく「華麗に泳ぐマネジメント」でなければなりません。

     

    マネジメントの基本は「入口は民主的に、出口は独裁的に」が基本です。これができないようでは、あるいは、人に辞められたら困るから・・・という想念に経営者やマネージャーが翻弄されているようでは、あるとき振り返ると、その法人は「世の中に必要とされない組織」になってしまいます。

     

    「群集心理」を把握しないマネジメントは「非科学的なマネジメント」です。「一人の人間と一人の人間は、その尊厳において、平等」ですが、「組織人は平等ではなく、組織の中での位置と役割と責任と権限において、違いがある」のです。

     

     

     

    では、また。

     

  • ブログ2022.11.29

    いつもお世話になっております。
    PHJの堀内です。

    「社会保障を支える人材の確保」

    「新型コロナウイルス感染症と社会保障」

    「令和時代の社会保障と働き方を考える」

    「障害や病気などと向き合い、

    全ての人が活躍できる社会に」

    「社会保障と経済成長」

    「人口高齢化を乗り越える社会モデルを考える」

    「人口減少社会を考える」

    「健康長寿社会の実現に向けて」

    上記はここ数年の
    「厚生労働白書」のテーマです。
    その時代の課題を反映しています。

    「社会保障を支える人材の確保」は、
    令和4年のテーマです。

    さて、「厚生労働白書」ではなく
    「厚生白書」の最後の年が平成12年。

    介護保険制度がスタートした年。

    その「厚生白書」のテーマは、

    「新しい高齢者像を求めて 
    -21世紀の高齢社会を迎えるにあたって-」
    「高齢者の自立を支える
    新しい介護制度」(第4章)と。

    介護保険制度がスタートした際、
    厚生労働省は、
    「みんなで支え合う介護」をアピールし、
    「介護離職ゼロを目指して」として、
    「介護を理由として離職する方が
    毎年約10万人いると言われています。
    政府としては、
    一億総活躍社会を実現するため、
    必要な介護サービスの確保を図るとともに、
    働く環境の改善や、
    家族への支援を行うことで、
    2020年代初頭までに、
    介護離職者をなくすことを目指しています。」と。

    それから、22年。

    「介護離職者」ではなく、
    「介護職の離職者」
    「介護職の人材確保」

    がテーマになりました。
    皮肉な結果です(u_u)

    ちなみに、「厚生白書」(平成12年)の
    「自立支援の理念」を再確認しましょう。

    「介護保険法では、
    制度の目的として、
    要介護状態になった者が
    『その有する能力に応じ
    自立した日常生活を営むことができるよう』
    必要な介護サービスを提供することと規定し、
    単に介護を要する高齢者の
    身の回りの世話をするということを超えて、
    「高齢者の自立支援」を
    その理念として掲げている。 
    介護サービスを必要とする状態に
    なった場合でも、
    持てる能力の維持・回復を目指し、
    その心身の状況や生活環境に応じて、
    サービスを自ら選んで受けながら、
    できるだけ自立した生活を送ることは、
    多くの高齢者が望むところであろう。 

    この理念は、一つには、
    本人が希望する場合に、
    住み慣れた地域での生活を続けられるよう、
    自立を支える多様な在宅サービスを
    重視している点に表れている。
    これは、1980年代からの、
    在宅サービスを充実してきた流れを
    受けたものである。 
    また、介護報酬においても、
    リハビリテーションや機能訓練が
    手厚く評価されるほか、
    施設からの退所に際して
    居宅での療養に必要な指導を行った場合などに、
    施設サービスの加算として
    介護報酬が支給され、
    在宅復帰に当たっての指導等も
    進められるよう配慮されている。」
    と。

    この「自立支援の理念」は、
    22年経過してどうなったでしょうか。

    皮肉ですね。

    「科学的介護」という時代到来で、
    原点回帰ということでしょうか。

    「自立支援」
    持てる能力の維持・回復の支援
    なのですね。

    この「回復」そして「再自立」から、
    目を背けることはできない
    時代となりました。

    「回復」「再自立」のスキルを
    身に着けた介護事業者が、
    生き残る時代と
    なるのでしょうね( ̄^ ̄)

    実は、「人材確保」の鍵を握るのも
    「自立支援介護」の導入なのです。

    弊社は、「科学的介護」の1丁目1番地
    「自立支援介護」の導入を
    トレーニングします(^-^)v

    そして、その前提条件となる
    意識の改革
    =「リスキリング」
    をトレーニングします٩( ‘ω’ )و

     皆様、このWebサイトの「トレーニング」を、
    覗いてみませんか(・・?)??
    その解決の糸口がありますよ(^^)v

    それでは、また(^O^)/

     

  • ブログ2022.11.28

    いつもお世話になっております。

    PHJの堀内です。

    いつもお世話になっております。 PHJの堀内です。     虐待・懲戒 高齢の入所者虐待で 介護職員を停職   傷害・逮捕 老人介護施設で 高齢の女性入所者が殴られ 10日間のケガ 介護職員の男逮捕   傷害・逮捕 「忙しくてカッとなった」 特養ホームで入所者の女性に 重傷負わせたか  職員逮捕     10月からのほんの一部の 介護現場の高齢者虐待に関する事件です。   近年、介護に関する事件が 多数発生しています。 介護事件の原因となる問題点としては、 次のものがあげられます。  • 施設への入居ができない介護難民 • 老老介護や認認介護の増大 • 1人暮らしの高齢者 • 成年後見人のトラブル • 高齢者への虐待  こんな不幸はない時代に したいものです。   「うちの介護事業所では虐待なんてない」  「職員のモラルの問題だ」     などと片付けてしまう前に、 一度立ち止まって、考えて見ませんか?(u_u)  厚生労働省による 「令和元年度『高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律』に 基づく対応状況等に関する調査結果」  によると、虐待の原因としては、 「教育・知識・介護技術等に関する問題」が 366件(56.8%)で最も多く、 次いで「職員のストレスや 感情コントロールの問題」が170件(26.4%)、 「虐待を助長する組織風土や 職員間の関係の悪さ、 管理体制等」が132件(20.5%)、 「人員不足や人員配置の 問題及び関連する多忙さ」が81件(12.6%) であったとの結果が出ています。  職員への教育、 職場環境、 人員不足など、 介護事業者側の問題が かなりのウエイトを占めているのです。      この課題に、今こそ!!! 職員教育が、急務なのです!!!!    皆様、このWebサイトの「トレーニング」を、 覗いてみませんか(・・?)??  その解決の糸口がありますよ(^^)v それでは、また(^O^)/

    虐待・懲戒

    高齢の入所者虐待で

    介護職員を停職

     

    傷害・逮捕

    老人介護施設で

    高齢の女性入所者が殴られ

    10日間のケガ

    介護職員の男逮捕

     

    傷害・逮捕

    「忙しくてカッとなった」

    特養ホームで入所者の女性に

    重傷負わせたか 

    職員逮捕

     

     

    10月からのほんの一部の

    介護現場の高齢者虐待に関する事件です。

     

    近年、介護に関する事件が

    多数発生しています。

    介護事件の原因となる問題点としては、

    次のものがあげられます。

     

    • ・施設への入居ができない介護難民
    • ・老老介護や認認介護の増大
    • ・1人暮らしの高齢者
    • ・成年後見人のトラブル
    • ・高齢者への虐待

     

    こんな不幸はない時代に

    したいものです。

     

    「うちの介護事業所では虐待なんてない」

     

    「職員のモラルの問題だ」

     

     

    などと片付けてしまう前に、

    一度立ち止まって、考えて見ませんか?(u_u)

     

    厚生労働省による

    令和元年度『高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律』に 基づく対応状況等に関する調査結果

     

    によると、虐待の原因としては、

    「教育・知識・介護技術等に関する問題」

    366件(56.8%)で最も多く、

    次いで「職員のストレスや

    感情コントロールの問題」が170件(26.4%)、

    「虐待を助長する組織風土や

    職員間の関係の悪さ、

    管理体制等」が132件(20.5%)、

    「人員不足や人員配置の

    問題及び関連する多忙さ」が81件(12.6%)

    であったとの結果が出ています。

     

    職員への教育、

    職場環境、

    人員不足など、

    介護事業者側の問題

    かなりのウエイトを占めているのです。

     

     

    この課題に、今こそ!!!

    職員教育が、急務なのです!!!!

     

    皆様、このWebサイトの「トレーニング」を、

    覗いてみませんか(・・?)??

     

    その解決の糸口がありますよ(^^)v

    それでは、また(^O^)/

     

  • ブログ2022.11.25

    いつもお世話になっております。
    PHJの谷本です。

    厚生労働省が令和4年11月14日、要介護1と2の高齢者でも施設へ入れるようにする「特例入所」について、その趣旨を改めて明確化するための周知を行うと説明しました。
    要介護3以上の原則が厳しく適用され、要件を満たしていても「特例入所」が認められない地域があると指摘されていることを踏まえ、個々の実情に応じた柔軟な運用が可能だと改めて強調する考えのようですが・・・・・・・・どうしましたか?厚生労働省・・・・・。

    ニュースソースによれば、取材に応じた厚労省関係者は「あくまでも趣旨の明確化。要介護3以上の原則を大きく変えるような入所基準の思い切った緩和は今のところ想定していない」とお話をされているようですが・・・・。
    みなさんご承知のとおり、特養の「特例入所」は現行、やむを得ない事情で特養以外での生活が難しい場合などに認められていますが、具体的には、

    ・認知症や知的障害、精神障害などにより、日常生活に支障をきたすような症状・行動が頻繁に見られ、在宅生活の維持が困難な状態
    ・  家族による深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な状態
    ・家族による支援が期待できず、地域での介護サービスや生活支援の提供も十分に期待できないことなどにより、在宅生活の維持が困難な状態

    などが該当すると規定されております。

    ポイントは、介護老人「福祉施設」の視点での特例入所は柔軟に行なってくださいという点、そもそも「福祉施設」なのだから、何かを欠いている状態の高齢者をカバーするのが当然であるという考え方。

    もう一つは、「認知症や知的障害、精神障害などにより、日常生活に支障をきたすような症状・行動が頻繁に見られ、在宅生活の維持が困難な状態」へしっかりと対応してください〜という考え方。

    安易に精神病院へ誘導することなく最後の砦として、かつ生活の場としてのレベルを保ち役割を果たしてくださいということです。

    認知症の重度化へ、専門性を持って対応することは、存在の使命として欠かせないことになるわけです。あなたの経営する特養は「認知症BPSD」を緩和・消失させる介護スキル・科学的理論を駆使できる特養になっていますか?

    働く職員が楽になる方法は、身体的にも精神的にも、科学的介護を駆使してアウトカムを出せること以外に方法はないのです。(介護ICT導入も大事ですが)

    では、また。