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いつもお世話になっております。
PHJの堀内です。
最近のテレビCMに登場している
大村崑ご夫妻を、
皆さんも
ご覧になったことがありますか?
コメディアンで
俳優としても活躍する大村崑さん。
昔は、「オロナミンC」や
「ごはんですよ」の
CMでお馴染みでした!
「今が一番元気、
体が若返っている」
という大村崑さん(^O^)/
近著の
『崑ちゃん90歳
今が一番、健康です』(青春出版社)では、
「若い頃に大病を患い、
40歳までしか生きられないと
医師から宣告されたという
年齢をはるかに越え、
まだまだ現役バリバリである」と
語っています。
超高齢化社会のモデルですね( ̄∇ ̄)
さて、弊社が主催する
「認知機能回復ケアトレーニングコース」も
10月で5回目の開催となりました\\\\٩( ‘ω’ )و ////
「2~3ヶ月前から
コップに水を入れて置いておくと、
コップに手を入れて
その水を新聞につけたり、
テーブルにつける。」
「雑誌を手でちぎったり、
ハサミで切る。」
「便が付着したことに
排泄処理が上手くできないと
怒ってしまう。
誰がこれを飲ませたのと職員に怒る。」
「腹圧性尿失禁があり、
便座を汚してしまうことがある。
私は汚したことがない、と怒り、
職員がトイレに入ろうとすると、
扉を思いっきり閉める。」
「表情がすくない(喜怒哀楽がない)、
話さない。
『俺、駄目だな』と言う事が多い。」
「自室に籠っている事が多い。
1日中TVを見ている。
(食事以外は自分の部屋からでてこない)」
上記は、このトレーニングコースがスタートした
6月に特定した
「認知症状の一部」です(;ω;)
これが!!
なんと、
今回の事例検証で、
評価が「5(消失)」との
結果となりました(((o(*゚▽゚*)o)))
トレーニングコースの評価基準は、
1:変化なし
2:一部改善
3:中等度改善
4:ほぼ消失
5:消失
まさに、
「結果にコミットメント」です٩( ‘ω’ )و
もちろん、
まだまだ改善されない事例もあり、
さらなる努力が必要ですが、
認知機能回復ケアトレーニング
(自立支援介護)で、
認知症状が「消失」との
結果が出ていることは事実です(*´꒳`*)
「今回のトレーニングコースで学んだことを、
他のご利用者様にも挑戦してみたい」とは、
ご参加されている介護事業者様の声です。
今まさに、介護業界では、
「科学的介護時代」が到来し、
「介助」から
「科学的介護」が
求められています。
「科学的介護」が追求する「自立」とは、
要介護度の軽減、
重度の要介護高齢者のADL向上、
認知症の「行動・心理症状(BPSD)」の消失
という「再自立」ですね(*^▽^*)
介護事業者の皆様!!
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いつもお世話になっております。
PHJの谷本です。
「科学的介護」の話について、勘違いされている経営者が最近の感覚でも、8割です。
8割とは言い過ぎでしょうか?
失礼致しました。7割くらいですかね?!
古代ローマ帝国の将軍・政治家であったユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)はこう言いました。
「人は大抵、信じたいと思うことを容易に信じる」。
そうです、心理学で言うところの「確証バイアス」=「自分にとって都合の良い情報ばかりを無意識に集めてしまう心理傾向」ですね。
ご自身の経営する特養や老健、施設が「お世話型介護」しかできていない場合、要介護度の軽減やADLの具体的な改善、認知症のBPSDを緩和できる(非薬物で)などが可能なケアを行うことができるようにならなければ、生き残れないなどという、不都合な可能性は信じたくないわけです。
しかし、「沈む夕日は神様でも止めることはできない」のです。
「科学的介護」を錯誤なく理解するポイントは、簡単です。
どの社会福祉法人の理事長も、どの医療法人の理事長も、どのような大きな規模の介護事業を営む株式会社や有限会社の社長も、簡単には想像できないことを想像できるか否か、です。
要介護5になって1日のほとんどを天井を見て過ごす人間の心理・精神状態を・・・・・・想像できるか、です。
「科学的介護」を標榜している、大手上場企業が、大手新聞社に寄稿をしていたので、拝見させて頂きました。次のように論じられておりました。
「1つは介護職員が介護の現場で高齢者と“向き合う”時間を増やし、“専門性を活かしたケア”を通じて働きがいを醸成すること(中略)、2つ目は新しい技術の導入と規制緩和である。施設・在宅における見守りセンサーのほか、体位変換、移乗などケアを支援する新しい技術が多く開発されている。(中略)このような技術を活用し、人は人にしかできないケアに専念できれば良い。(中略)世界に冠たる日本の介護をサスティナブルな仕組みに変革していきたい。」・・・・・・・・まことに素晴らしい主張です、さすが大企業の介護事業者です。
しかし、日本の介護がサスティナブルについて危機を目の前にしている要素がこの文章にも見て取れます。
・高齢者と向き合う時間に、→「何をしますか?」
・専門性を活かしたケアについて、→→「具体的に何がどうで、どうであるから専門性が高いと評価できるのですか?」
・体位変換、移乗などケアを支援する新しい技術が多く開発されている、について→「これらはすべてお世話型介護が前提の技術開発なのですが、寝たきりを二足歩行に戻すことはお考えになりませんか?」
・重度の方が介護報酬が高いので、そのまま・・・・でしょうか?
また、週刊ダイヤモンドでも最新号は、大手介護企業の紹介で「科学的介護」最前線!みたいな記事が掲載されていました。
介護ICT、IOT、介護ロボットを活用しまくっていることを指して「科学的介護」!介護者が楽になる!これで介護の問題は全て解決!!!!
ほぼ、コントの世界です。笑えませんが。
日本の介護は世界に誇れるという言い方、「世界に冠たる日本の介護」という表現。
「日本は実は凄い論法」の延長の感があります。
「日本は実は凄い」のではなく、「日本は実はそろそろ本気で凄くなろうとしないと完全に危ない」のです。
介護も同様です。「お世話型介護」は、家族でもやっています。
否、おむつ定時交換の施設は、家族介護のレベルより圧倒的に低レベルともいえます。
それでは、プロフェッショナルである、とはとても言えない・・・・・。(あ、ここで「現場の大変さを知らない」はNGです。言い訳&思考停止ワードとして、それは悪名が高いです。世の中に大変ではない仕事の現場は、存在しません。大変さを理解してほしいという声を世の中に発信すればするほど、介護で働く人は寄ってきません。)
寝たきり老人が大量に多い国は、いまだに先進国では日本くらいという話が出始めてから、はや30年以上時が過ぎていきましたが、「失われた自立支援の30年」でした。
「ナイチンゲール言葉集」から
・病気とは何か?病気は健康を妨げている条件を除去しようとする自然の働きである。それは癒そうとする自然の試みである。我々はその試みを援助しなければならない。病気というものはいわば形容詞であって、実体をもつ名詞ではない。
・全ての病気は、その経過のどの時期をとっても、程度の差こそあれ、その性質は回復過程であって、必ずしも苦痛を伴うものではないのである。
そもそも、高齢者の場合既往症を、疾病を抱えていても、それらと上手に共生をする必要があり、恐るべきは「廃用症候群」です。「廃用症候群は回復する可能性がある」。
生きている限り、それが高齢者であっても、生物体である限りは、「常に回復傾向にある」のです。
回復しないのは、「回復させないケア」という環境因子=阻害因子が原因です。
SDGs時代に「回復させないケア=お世話型介護」に、働く人が大量に集まることはなく、そのカバーは介護ロボット等では賄えません。
働く人を集めることができるのは、SDGs時代にふさわしい、混沌とした世界情勢だからこそ、日本人の感情の劣化が甚だしい
と危惧される今だからこそ、「誠実性と倫理観」を有した経営者が経営する社会福祉法人・医療法人・株式会社・有限会社です。
経営者の皆さん、障がい者福祉では、障害を認定された方を称して「当事者」と呼びますが、なぜ高齢者福祉では「当事者」と呼ばないのか?その理由をご存知ですか?
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いつもお世話になっております。
PHJの谷本です。
今日は、PHJとしては、珍しくSDGs(国連の持続可能開発目標)の話です。
うちの娘、今大学入試に向けて猛勉強中の受験生ですが、中学生の頃は、夏休みなどの課題でしょっ中「SDGs」の課題が出ていました。
学校では先生が「SDGsに取り組むのが国としても、行政としても、企業としても国際常識です!」と熱く授業をしていたようです。
なので、うちの娘も「SDGsに取り組んでいない、貢献しない企業はクズ」と教育されておりました、、、、、、。
ちなみにうちの次男、高1の息子は東京都渋谷区の「SDGs協議会」にボランティアで参加しています。
若い子はすごいですよね!倫理観ある〜〜!
ここでおさらい。
SDGsは、「Sustainable Development Goals」の頭文字を取った言葉で、持続可能な開発目標を意味します。
持続可能な開発目標とは、わかりやすく説明すると、「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」をおこない、人間にとって理想的な社会を目指すことです。
2015年9月、ニューヨークの国連本部で開催された持続可能な開発サミットにて、誰ひとり取り残さない(No one will be left behind)を理念とする「SDGs」が採択されました。
SDGs自体は採択から2015年と比較的新しいものの、「持続可能な開発」に関する取り組みは、1970年代までさかのぼります。
もともとは、第二次世界大戦後に勃発した「経済対策と環境対策の対立」がルーツです。
1972年に、スウェーデンで開かれた国連人間環境会議にて「人間環境宣言」の採択、1992年には、リオデジャネイロでの環境と開発に関する「リオ宣言」が採択され、世界全体で環境対策を目指す動きが活発化しました。
そして、2000年に入ると、SDGsの前身となる「MDGs(エムディージーズ)」が国連のサミットで採択されます。
これまでの環境目標に加え、ジェンダーレスの社会の実現、途上国における貧困問題解決・初等教育の達成などを含む8つの目標を掲げ、2015年までに達成することを定めました。
しかし、先進国によってルールが決められていたことや、地域の偏りもあり、結果としてMDGsは満足な結果を達成できずに2015年を迎えます。
そこで、先進国と発展途上国の壁をなくし、2030年までの目標達成を目指すことで採択されたのが、「SDGs」です。
ポイントは「先進国と発展途上国の壁をなくす」という点です。
ここを理解しないと、「うちは医療法人だから、医療サービスを地域に提供している・・・・。
だから、“すべての人に医療と福祉を”に適合しているから、SDG経営だ!」とはならないことはご理解いただけると思います。
その医療法人が発展途上国に自法人の医師や看護師を派遣しているなら別ですが。
SDGsには17のテーマがありますが、介護事業を経営する皆様は、どのテーマに関連度を見出していますか?
17のテーマをおさらいすると・・・・・。
1.貧困をなくそう、2.飢餓をゼロに、3.すべての人に健康と福祉を、4.質の高い教育をみんなに、5.ジェンダー平等を実現しよう、6.安全な水とトイレを世界中に、7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに、8.働きがいも経済成長も、9.産業と技術革新の基盤をつくろう、10.人や国の不平等をなくそう、11.住み続けられるまちづくりを、12.つくる責任 つかう責任、13.気候変動に具体的な対策を、14.海の豊かさを守ろう、15.陸の豊かさも守ろう、16.平和と公正をすべての人に、17.パートナーシップで目標を達成しようの17テーマです。
この中で、開発途上国で長年の課題となっている貧困・飢餓問題ほかなどだけではなく日本のような先進国でモロに関係するのが、環境保護のためのエネルギーのクリーン化、働きやすい社会づくり、将来世代が住み続けられるような街の整備などといわれています。
ところで、社会福祉法人の皆様、医療法人の皆様。
株式会社・有限会社の皆様は、「SDGs経営」を標榜できていますか?
標榜できていないとZ世代に相手にされないようですよ。
先ほどのご紹介のケースのように、ポイントは「先進国と発展途上国の壁をなくす」ことであるということを理解していないと、こじつけのSDGs、SDGs経営を標榜しても実態と合っていない、SDGsに貢献しているふり、もどきの場合・・・・・・その法人は「SDGsウオッシュ」と呼ばれ、馬鹿にされるそうです。
SDGsのコンサルタントのテッパンネタのようです。
それでは高齢者介護に関わる介護事業に携わる社会福祉法人・医療法人・株式会社・有限会社が
直接的に関係するテーマとされるもの、最優先はどのテーマになるでしょうか?環境問題が先進国は優先度が高いですが、どのテーマでしょうか?
それは・・・・・・・・・・・・・・・・「12.つくる責任 つかう責任」 です!
「何を?」、「紙オムツです!」
紙オムツは地球環境に最悪に悪影響を与えます。
介護事業を経営される経営者の皆様、いかがですか?
どのように考え、そのようにこの「紙オムツ」という環境課題に取り組みますか?
地球環境を「倫理的に考える」ことをきっかけとして、、この辺で、「要介護高齢者視点の介護倫理」を考え直してみるのはいかがでしょうか?
世界は、近代、先進国は、「軍事中心」→「政治中心」→「経済中心」というように国家戦略に中心軸が変遷してきました。直近の「経済中心」から次の中心軸は何になるでしょうか?
ウクライナ情勢や中国の台湾政策のように、また「軍事中心」に戻るのでしょうか?
それでは畜生と何も変わりませんね。
ある著名は哲学者は、こう言っています。
“「経済中心」の次は、「人道中心」となっていく、否、そうならねばならない”・・・・・・・と。
「人道」、人の生きるべき道、「倫理」です。
あなたの法人では、今までどのような内容の「介護倫理」を職員に教育してきましたか?
「虐待防止」どまりでしょうか?それとも?
SDGs時代にふさわしい、「要介護高齢者」を、「当事者」として、初めて捉え直したPHJの「8つの介護倫理」プレ教育講座を受講してみませんか?心理学・社会学の視点が入った初めての教育内容。
「要介護高齢者が当事者ではなかった介護保険制度の22年を終焉させる、“8つの介護倫理”」
に出会ってみませんか?
お試しプレ講座、PHJでは大々的に、実施中!
介護事業を経営する皆様、「利用者視点の介護倫理」を、「科学的介護」時代の最低常識として、職員に、リスキリングしませんか?
私たち、PHJは、日本の介護業界の中で、実は見過ごされている「介護倫理」について、初めて具体的に体系化して教育訓練を行なっているトレーニング機関・コンサルティング機関です。
SDGs時代の「リアル介護倫理」の扉を、あなたも開けてみませんか?
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PHJの堀内です。
「迷ったら変化を選びなさい」
リリー・レオン
「生き残るのは、
最も強い種でも、
最も賢い種でもなく、
環境の変化に最も敏感に
対応できる種なのです」
チャールズ・ダーウィン
今日は、10月24日
今年も残すところ
あと、2ヶ月とチョットΣ(゚д゚lll)
本当に、1年が過ぎるのが
早いですね( ˘ω˘ )
そして、色々なことが変化し、
晩秋の時、変化を恐れず
挑戦し続けた偉人の名言に
感銘していたところです(^o^)
さて、最近、
「リスキリング」という言葉を
良く聞きます(´∀`)
「リスキリング」とは、
働き方の変化によって
今後新たに発生する業務で
役立つスキルや
知識の習得を目的に、
勉強してもらう取り組みのこと。
新型コロナウイルスの流行によって、
働き方が変わったケースは多く、
それに伴い、
新たなスキルを身につけなければ
ならない状況になったのも
「リスキリング」が注目されている理由です。
また、2020年に開催された
世界経済(ダボス)会議では
「2030年までに地球人口のうち
10億人を「リスキリング」する」と発表。
さらに経団連でも
2020年11月に発表された
「新成長戦略」の中で、
「リスキリング」の必要性について触れ、
国内外で宣言されたことが、
注目されるようになったきっかけです。
「リスキリング」は、
様々な企業で活用されていますが、
時代の移り変わりが激しい現代では、
必要なことなのでしょう( ̄∇ ̄)
「リスキリング」に取り組むメリットは、
・社内に新しいアイデアが生まれる
・業務の効率化が期待できる
・社内の文化を知っている従業員に
取り組んでもらえる
「リスキリング」を導入すれば
組織に新しい風を吹き込む
ことにつながります(≧∀≦)
介護業界では、
「お世話型介護」から
「科学的介護」に転換。
「第二の創業」と言っても良い
大変化の時が到来していますᕦ(ò_óˇ)ᕤ
そこで、介護職、看護職、
ケアマネ、リハ職、
相談員、栄養職全他職種に
抜本的な「リスキリング」が
必要だと思いませんかo(^o^)o
そこで、提案したいのが、
「利用者視点」の
「介護倫理」を、
グローバルな社会学
ケアの倫理学の視点から、
PHJが編纂・整理・統合した
「科学的介護時代の
前提条件【8つの介護倫理】」なのです。
「生き残るのは、
最も強い種でも、
最も賢い種でもなく、
環境の変化に最も敏感に
対応できる種なのです」
チャールズ・ダーウィン
皆様の法人・企業が、
変化に対応し、
生き残っていただくことを祈っています。
ご興味がある方は奮ってお申込みください!!!!!
「科学的介護」時代に必須の
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2022年11月1 日(火)13:30~16:30
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お待ちしています。
いつもお世話になっております。
PHJの谷本です。
社会福祉法人・医療法人・株式会社、有限会社介護事業者の経営者の皆様。
2018年介護報酬改定で新たに創設され、2021年介護報酬改定=「科学的介護元年」に拡充された
「科学的介護」の象徴の加算の一つである「排泄支援加算」Ⅰ・Ⅱ・Ⅲは、まさに厚生労働省により2030年〜2040年志向の骨太の「介護倫理」が徹底されている加算要件が挿入されているのをご存知でしょうか?
算定対象は、介護老人福祉施設(地域密着特養型含む)、介護老人保健施設、介護医療院、看護小規模多機能型居宅介護までで、①入所者全員のスクリーニング実施により、利用者単位の加算から事業所単位の加算体系に2021年4月から変更②6カ月間の期限を撤廃し、6カ月以降も継続算定可能③加算体系に国のデータベース「LIFE」へデータ提出の義務化④・排せつ状態の改善(アウトカム)について評価する新区分として設定、されています。
アウトカム評価加算ですから、まさに「科学的介護」によるアウトカム評価を近い将来メインストリームにしていくという予告編のような加算です。当然、狙いは、実質的な「おむつはずし」になりますね。
今更ですが、加算で算定できる単位数は、(Ⅰ)1月につき10単位(Ⅱ)1月につき15単位(Ⅲ)1月につき20単位というものになっています。
算定要件もおさらいしておきましょう。
(Ⅰ)
① 入所者ごとに要介護状態の軽減の見込みについて、医師または医師と連携した看護師が入所時に評価するとともに、以降についても6月に1回以上の頻度で評価する。
そのスクリーニング情報などを厚生労働省に提出することで、厚労省は排せつ支援の分析結果をフィードバック。
フィードバック情報を適切で有効な排せつ支援のために活用する。
② 「①」の結果、排せつに介護を要する入所者であっても、適切な対応をおこなうことで要介護状態の軽減が見込まれる者については、医師、看護師、ケアマネジャーなどが共同して、入所者が排せつに介護を要する原因を分析し、それに基づいた支援計画を作成して支援する。
③ 「①」の評価に基づき、3月に1回以上、入所者ごとに支援計画を見直す
(Ⅱ)
① (Ⅰ)を満たす
② 以下のいずれかを満たす
(ア)要介護状態の軽減が見込まれる者について、入所時と比較して排尿または排便の状態のいずれかが改善し、いずれも悪化していない
(イ)要介護状態の軽減が見込まれる者について、入所時と比較しておむつ使用「あり」から使用「なし」に改善
(Ⅲ)
① (Ⅰ)を満たす
② (Ⅱ)②に示した(ア)(イ)のいずれも満たす
そして、特筆すべきは、留意事項になります。
↓
・施設入所時において、入所者が尿意・便意を職員へ訴えることができるにもかかわらず、職員が適時に排せつを介助できるとは限らないことを主たる理由としておむつへの排せつとしていた場合、支援を行って排せつの状態を改善させたとしても加算の対象とはならない。
おむつ交換の「定時交換」などもってのほか!という内容になってます。
「おむつはずし」が実現するまでの途中経過であってもおむつ交換は、「随時交換」しか認めないということですね。
「おむつの定時交換」プロセスは「不適切ケア」として認定されています。
全国の老健・特養・介護医療院で、「おむつ交換が“定時交換”である」という施設の経営者の方は、
「利用者視点の介護倫理」の再教育を検討される必要があります。
お試しプレ講座、PHJでは実施中!
介護事業を経営する皆様、「利用者視点の介護倫理」を、「科学的介護」時代の最低常識として、職員に、リスキリングしませんか?
私たち、PHJは、日本の介護業界の中で、実は見過ごされている「介護倫理」について、初めて具体的に体系化して教育訓練を行なっているトレーニング機関・コンサルティング機関です。
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