健康寿命の延伸を実現する鍵は・・・・日本人の感情の劣化への対応 | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2022.12.01

    いつもお世話になっております。

    PHJの谷本です。

     

    日本には「世界に冠たる医療保険制度」が後光を指しており、大変廉価な費用で病院で医療サービスを受けることが可能な環境下にありますね。素晴らし〜い!こと、なんですが。

    それによるデメリットも指摘されるところです。

    そのデメリットとは・・・・・・・日本人は医療費負担が安いので、いざとなったら病院にかかれば良いと考え、米国はじめ欧米諸国と比較してダントツに「健康リテラシー」がポンコツである!ということのようです。

    「健康リテラシー」がポンコツとは?予防医療知識もなく、かつ健康にお金を使う習慣はないというわけです。

    そもそも「予防医療」、日本は未発達ですからしょうがないのですが。

    そりゃ、発達・発展するわけないですよね。「世界に冠たる医療保険制度」のおかげで、医療サービスを受けてもその多くはほとんど費用が安く気にならないため、医療法人側も細かいこと気にせず、薬はバンバン処方できますし、国民の側も熱心に、几帳面に薬を服薬するわけです。

    本当に日本という国は、国民や業界に親切で良い国ですね。

     

    「依存」の推進が福祉、「依存」こそ民主主義と考えているようです。(その路線の福祉系学者様は国内で多いですよね。)

    しかし、「依存」を推し進めて最後まで幸せで、かつ発展・成長する法人や個人を見たことがありますでしょうか?

    歴史上、聞いたことがありません。

    ちなみに「民主主義」が機能するか否かは、その国の国民の高い意識レベルを必要としますし、意識レベルが低い国民が多い場合、民主主義が衆愚政治により、国を劣化させていき、結果、その国の国力は大幅に低下していくものとされています。

     

    その意味で、日本人はこのままで大丈夫なのでしょうか?日本は大丈夫なのでしょうか?

     

    社会福祉法人や介護事業者のマネジメントも同様です。民主的にマネジメントを行っているつもりで、

    現場に翻弄されている経営者の方は、方向転換をしなければ、「溺れたマネジメント」になります。

    そうではなく「華麗に泳ぐマネジメント」でなければなりません。

     

    マネジメントの基本は「入口は民主的に、出口は独裁的に」が基本です。これができないようでは、あるいは、人に辞められたら困るから・・・という想念に経営者やマネージャーが翻弄されているようでは、あるとき振り返ると、その法人は「世の中に必要とされない組織」になってしまいます。

     

    「群集心理」を把握しないマネジメントは「非科学的なマネジメント」です。「一人の人間と一人の人間は、その尊厳において、平等」ですが、「組織人は平等ではなく、組織の中での位置と役割と責任と権限において、違いがある」のです。

     

     

     

    では、また。