ストラクチャー評価と人間の退行欲求 | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2023.12.20

    みなさん、お元気ですか?

     

    経営者の、施設長の、管理者の皆様。

     

    ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社(PHJ)の谷本です。

     

     

    「私だって、頑張っているんです!」

    「私たちの頑張りを評価してほしい!」

    「永年勤続」

     

    これらは、「プロセス評価」という考え方に基づいています。

     

    いわゆる「仕事やっている感」です。

     

    非生産的、の権化ともいえます。

     

    介護保険制度は、もっとすごくて「ストラクチャー評価」です。

     

    要介護度が高ければ高いほど、介護する側にとっての手間がかかると思われるので手厚く報酬を段階的に設定した。

     

    とすれば、尊厳を守ることより、入居者・利用者のウェルビーイングより他のこと(お金)を優先し始める、これが人間のさもしいところです。

     

    介護保険制度は、もっと、人間の心理、行動経済学の視点を、制度に反映させるべきです。

     

    人間とは弱いものです。易きに流れます。経営者も、弱いのです。退行欲求」というやつです。

     

    2024年介護報酬改定では、介護現場の生産性を向上させる、その促進のために法人に「生産性向上委員会」の設置を義務付ける、という議論が話題になっていますが、これは的を上手に外しています。

     

    なぜなら、生産性を向上させるのは、それができるのは、「介護現場」の方々ではありません。

     

    お金の投資をするしない、の決定権限を有する経営者です。

     

    介護保険制度を国民の公益のために資するような改革をするには、経営者に的を

    絞った、経営者の行動心理を踏まえた、改革を行うことだと思います。

     

     

    では、また!

     

    それでは、コマーシャルです!!

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