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いつもお世話になっております。
PHJの堀内です。
「魅力ある施設となり、ここで働きたいと思う若者を増やさないといけない。しっかりとしたケアを提供し、それを見える化し、国民から信頼される社会福祉法人でなければ継続していくことは難しい。」
これは、「全国老人福祉施設大会・研究会議」での、大山会長談。
ちなみに、「見える化」とは、
仕事における問題を常に見えるようにすることで、問題が発生してもすぐに解決できる環境を実現し、さらに問題が発生しにくい環境を実現するための取り組み。
「見える化」でよく知られているのが、トヨタの「あんどん方式」や「かんばん方式」。
トヨタの現場では、問題が発生すると現場の担当者が「あんどん」を点灯することで、問題の発生を早期に各部の工場担当者へ知らせ、迅速に対応できる。
また、「かんばん方式」では、必要な部品や数量を書いた札(かんばん)を生産工程でまわしていくことで、必要な部品を、必要なときに、必要なだけ調達できる、ムダのないジャスト・イン・タイム生産を実現することができている。
さて、介護業界での見える化の目的は、
業務改善による効率化の実現
介護ソフト・ツールの導入
内部統制の整備
でしょうか。
いずれにしても、「見える化」は、改善、改革の一歩です。
それが今、求められています。
一方、次期改定の主要テーマの1つである「介護現場の生産性の向上」で、
厚労省が示した改革案では、「新たな評価加算」が。
テクノロジーの導入や介護助手の活用、役割分担の見直しなどをうまく機能させる方策を検討する委員会を設置し、定期的に開催していくことを求めている。来年度から3年間の経過措置を設け、その終了後に義務化を適用する意向も。
これに対して、
「生産性を上げるために無駄な会議を増やして、さらに生産性を下げる愚策。」
「人材不足による時間不足で委員会設置しても意義ある委員会にはならない。」
「また新たな委員会を義務付けるのですか。」
「委員会が多すぎる事が、職員の負担なんです。」
との声も。
そもそも論ですが、「介護現場の生産性の向上」は、加算や義務で行うものでしょうか。
だから、全てが、「絵に描いた餅」になるのでは。
「国民から信頼される社会福祉法人でなければ継続していくことは難しい。」という現実を、
どう受け止め、そのために、今、何をなすべきかが問われていますね。
介護業界の経営者の皆様。
国民が「見える」形で、その結果を示して見ませんか!
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