「注目した」ニュース! | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2023.12.11

    いつもお世話になっております。

    PHJの堀内です。

     

     

    先月末の、社会保障審議会介護給付費分科会の内容が公開されました。

    その中で、「注目した」のが、2024年度介護報酬改定で認知症対応力を強化するためBPSD(行動・心理症状)予防に関する加算を創設する案。

    認知症に関する新加算「BPSDチームケア加算」(仮称)は2区分設け、介護保険施設などを対象。日常生活自立度Ⅱ以上の利用者に対し、一定の研修を修了した職員が認知症の評価指標(BPSDQ25など)を用いて評価し、チームでBPSDを予防するケアを行うことなどが要件。

    他に、通所介護の認知症加算、訪問系サービスの認知症専門ケア加算について、それぞれ日常生活自立度に関する受け入れ割合の要件を引き下げ、加算の算定を促すことで認知症対応力を向上させるという。

     

    「一定の研修を修了した職員が認知症の評価指標(BPSDQ25など)を用いて評価し、チームでBPSDを予防するケアを行う。」と、認知症ケアの研修とチームでの予防が提案されています。

    今後、さらに、認知症ケアのスキルが求められてきますね。

     

    一方、ネットニュースでは、この認知症に関する現実の課題が浮き彫りになる記事が。

    『特養に入った老妻が「薬の変更」で変わり果てた姿に…悪いのは施設か、家族か。』

    「今では、この施設にしようと決めた自分が悪かったではないか、そもそも自分が病気にならなかったら妻の面倒が看られたのに……」と。

    認知症の80代老妻が「特養」に「優先入所」したところ、

    家に帰るという頻度が多くなり、職員に手をあげる、モノを投げるなど興奮状態が見られその結果、アリセプト(一般名:ドネペジル)5mgからメマリー(一般名:メマンチン)5mgに薬が変更。その後も帰宅願望が悪化して不眠状態が続いたためメマリーは10mgに増量され、不眠症の薬も加わることになってしまい、その結果、変わり果てた姿にという内容の記事です。

     

    私が、「注目した」のは、この記事に対する介護関係者と思われる方々のコメント。

     

    「認知症の周辺症状は介護職員に危害を加えるものがあるのが事実でありそれを関わり方で抑えていくのは限度があります。声掛けや接し方で治まるのであれば精神病院はないわけで。人員不足でぎりぎり回している職員達の負担が多すぎて細かなケアまで手が回らないのが現実です。」

     

    「家族の希望もあるでしょうが不満ばかりを訴えるのであれば、自宅で納得の行くような介護をされたら良いのではないでしょうか?」

     

    「高齢者施設の選択の最良が服薬調整になるのは致し方ないかと。歯痒いですが…。」

     

    「手厚い介護などは到底できません。 うちの施設は利用者10人に対して朝7時から夜22時までを基本二人で回してます。 こんな状況で完璧な介護をお願いされても無理です。」

     

    これが現実なのだと。

     

    介護業界の人手不足、増加するであろう認知症ケア、複合的な課題が、今後、益々、深刻な状況になることが予想されます。

     

    そこで、「注目したい」のが、「自立支援介護」です。

    もう一度、目を向けて見ませんか!

    「認知症あんしん生活実践ケア研究会」の第3期が、今月3日に開催されました。

    実質、1ヶ月の実践で、「ご利用者様が穏やかに、笑顔になった。」との受講者様の声が。

    多くの介護関係者の方々に、ご見学いただきたいという思いです。

     

    そして、その研究会は、「科学的介護AtoZ研究会」と名称変更し、

    さらに、多くの企業・法人の皆様に、その学びの場をご提供したいと

    考えています。

    ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。お待ちしています。

     

    それでは、久しぶりに、コマーシャルです!!

    「注目してください!」

     

    「PHJ科学的介護サミット2024 in FUKUOKA」開催決定

     

    本気で科学的介護を導入した6法人の事例を特別公開!

    実際にPHJが支援をした6法人の方に登壇いただき、その成果を共有するサミットを開催します。

     

    このイベントは、未だ科学的介護を導入することに迷いがある経営者の皆様に、新たな視点を提供し、持続可能な経営と社会貢献の実現への一歩となることでしょう。

     

    ご興味のある方は、下記LPをご覧いただき、ご参加をご検討ください!

    https://semican.net/event/posthuman/noulhc.html