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いつもお世話になっております。
PHJの堀内です。
先週は、行政の長の失言、連発、そして、
リーダーの資質について、「身内からの苦言」が話題でしたね。
自民党の世耕弘成参院幹事長は、岸田文雄首相の所信表明に対する代表質問を行った際、首相の政治姿勢やリーダーの資質、発信のあり方について、首相に批判まじりのダメ出し、苦言を連発とか。
世耕氏は「(国民に)なぜ評価されないのだろうというのが、率直なご心境ではないか」と指摘。
「支持率が向上しない最大の原因は、国民が期待するリーダーとしての姿が示せていないからではないか」と断言。
世耕氏自身が考えるリーダー像を「決断し、その内容をわかりやすい言葉で伝えて人を動かし、その結果について責任を取る。しかし残念ながら、岸田総理の決断と言葉について、いくばくかの弱さを感じざるを得ない」とも。
また、「総理は国民への発信方法に心を砕いておられる」とした上で「綸言(りんげん)汗のごとし」という格言を引き合いに「リーダーの発した言葉は、かいた汗のように元に戻すことはできない」とも訴えたとか。
さて、リーダーとはどうあるべきか。
「リーダーに関する唯一の定義は、つき従う者がいるということである」
ピーター・ドラッカー氏『プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか』から
この「つき従う者」とは、強制的に従わせられた者ではなく、「そのリーダーを信頼し、自らの意志に基づいて従う者」を意味しています。つまり、リーダーとは「誰かから信頼されている」ことが必然だと、ピーター・ドラッカー氏は説いているのです。
リーダーとして役割を果たすためには、さまざまな要素が求められますが、ピーター・ドラッカー氏によるリーダーとなる人材に求められる9つの条件をご紹介しましょう。
・メンバーの強みを見抜き、成果につなげる「観察力」
・方向性やビジョンを伝える「発信力」
・変化に対応できる「柔軟性」
・相手との関係性を構築する「コミュニケーションスキル」
・自分の価値観や軸に基づく「決断力」
・一歩先の未来も想像しながらアクションする「行動力」
・最後に踏ん張れる「業務遂行能力」
・チーム全体の責任を背負える「責任感」
・メンバーを育成しリーダーを増やす「育成能力」
介護業界の経営者の皆様!
支持率を気にして対策をとるけれど、国民から信頼されない岸田総理の姿は、
「科学的介護を推進したが、現場が納得しない」と、ご発言される経営者様の姿と同じです。
「職員が期待するリーダーとしての姿が示せていないから」
「決断し、その内容をわかりやすい言葉で伝えて人を動かし、その結果について責任を取るという姿勢がないから」
まさしく、これです。
結論
科学的介護の推進は、「現場が反対するからできない」ではない。
経営者のリーダーとしての資質に問題があるからできないのです。
その資質の無いリーダーは退場という時代でしょうか。
生意気な発言。ごめんなさい。これは、失言?苦言?