介護就労者、初の減少〜日経新聞1面で報じる | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2023.10.26

    みなさん、お元気ですか?

     

    経営者としての、施設長としての、管理者としての、本日1日のあなたの仕事の「意図」はどのようなものでしょうか?

     

    ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社(PHJ)の谷本です。

     

     

    2023年10月23日(月)朝刊一面に日本経済新聞が掲載した記事が、「介護業界から人材が流出している」という内容のものでした。

     

    厚生労働省の分析によると2022年は離職した人が新たに働き始めた人を上回り、就労者が前年より1.6%減ったとこのと。

     

    飲食・小売りや製造業などで賃上げが広がり、より良い待遇を求めて転職する人が増えたらしいのです。

     

    介護を必要とする高齢者は増えており、処遇の改善による介護士の確保が急務になるとしました。

     

    実は、今後多くの業界で、人材不足が通常モードとなるのが日本の現実です。

     

    そのため、この悩みは未来永劫継続することになります。

     

    いわば、「当たり前」の話というわけです。

     

    人材の溢れていた頃のことを、我々は「人材バブル期」と表現することになるでしょう。

     

    ですから、特養など介護現場で「人が足りないのに科学的介護なんて・・・」という声が上がったら、経営者は上手に伝えましょう。

     

    「足りないというより、今が通常モードですよ〜!」。

     

    ちなみに、「科学的介護」をユニットケアの特養で行う場合の通常モードは日中1ユニット10人に対して一人の介護職で普通に実施します。

     

    どうやるか?やっている特養は「それが普通ですよ」とおっしゃいます。

     

    人生も、仕事も、「何が普通」「何が通常か」は、99%思い込みの世界です。

     

     

    業界別では正社員の不足について、帝国データバンクの調べ〜

    「人手不足に対する企業の動向調査(2023年1月)」

    では、

     

    ①旅館・ホテル

    ②情報サービス

    ③メンテナンス・警備

    ④建設

    ⑤人材派遣・紹介

    ⑥自動車・同部品小売

    ⑦金融

    ⑧運輸・物流

    ⑨飲食店

    ⑩医療・福祉・保健衛生

     

    の順番で人手不足感が強いとのこと。

     

    これからは、これらの業種のうち、おそらく

    ①旅館・ホテル

    ③メンテナンス・警備

    ④建設

    ⑧運輸・物流

    ⑨飲食店

     

    との人材の取り合いになるでしょう。

     

    今の政府のムードでは賃金で革命的な待遇にしない限り、他業種に賃金面で

    遠く引き離される可能性もあります。

     

    しかし、革命的・・・は日本人が最も苦手科目。

     

    待遇面を超えた、介護という業種のブランディングが必要となります。

     

    その鍵が「科学的介護」です。

     

    そろそろ学びを始めませんか?

     

     

    では、また!