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いつもお世話になっております。
PHJの谷本です。
吉本隆明という人をご存知ですか?
吉本隆明(1930年-2012年)は、日本の著名な文学者および評論家で、国内外で広く認識され、その影響力は広範で、文学、哲学、芸術評論、政治批評など、多くの分野にわたりました。
吉本隆明は神戸市に生まれ、東京大学で英文学を専攻しました。彼は1960年代から70年代にかけて活躍し、その批評的視点と鋭い洞察力で日本の知識人から広く敬意を集めました。彼の批評とエッセイは、その後の日本の思想や文化に大きな影響を与え、彼の思考は「吉本隆明学」と呼ばれる独自の分野を生み出しました。
彼の業績は多岐にわたりますが、代表的なものとしては、『共同幻想論』などの社会批評や、日本の戦後文化の分析などがあります。
その吉本隆明氏が定義した「共同幻想論」を谷本はよく読み返します。
「共同幻想論」とは、集団が共有する、通常は無意識的な「幻想」や「想像」がその集団の行動や意識を形成するという理論です。
これを、科学的介護を実践する法人組織・施設のマネジメントに適用すると、非常に興味深い洞察を提供することができます。
まず、共同幻想論から見ると、施設全体のビジョンや目標は、組織の「共同幻想」を形成する要素の一つです。これは施設の文化や価値観を形成し、スタッフの行動や意識に影響を与えます。
しかし、その「幻想」が時と共に陳腐化し、現実のニーズや科学的な進歩に取り残されると、組織の動きは停滞し、パフォーマンスは低下します。
ここで重要なのは、「共同幻想」が一度形成されると、それを変えるのは困難であるということです。なぜなら、それは組織の無意識的な一部であり、スタッフが自分たちの行動や意識の原動力として無意識的に採用しているからです。
これを変えるためには、新たな「共同幻想」を形成するための意識的な取り組みが必要です。
それでは、科学的介護を実践する法人組織・施設は、この「共同幻想論」をどのようにマネジメントに活かすべきでしょうか。
吉本隆明氏の共同幻想論は、科学的介護を実践する法人組織・施設が自身のマネジメントを理解し、改善するための新たな視点を提供します。
この視点から、組織は自身の「共同幻想」を理解し、それを変えるための取り組みを通じて、組織全体のパフォーマンスとケアの質を向上させることができます。
ではまた!
それでは、コマーシャルです!
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