日本企業はPDCAを回せない説、介護業界は? | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2023.05.10

    いつもお世話になっております。

    PHJの谷本です。

     

     

    1990年代後半から、世界を、世界の企業を席巻した大ブームがありました。

    それはISO9001(品質マネジメントシステム)の国際的な商取引条件化をきっかけとしたものでした。

    ISO9001(品質マネジメントシステム)とは、国際標準で決められた「規格要求事項」を満たした会社組織であるかどうかを第3者の審査登録機関が審査して、ISO9001適合事業所として認め、対外的に大きな信頼度を獲得する、というスキームでした。

     

    端的にいうと、ISO9001(品質マネジメントシステム)とは、「組織の質」を担保しています、、、、ということを審査を受けて明らかにして、対外的な取引推進の力にするものでした。

     

    では、何を持って「会社の質」「組織の質」が高い、あるいは担保されているとしていたかというと、「PDCAサイクル」が適切に回されている、ということになります。

     

    有名すぎて説明がいらないかもしれませんが、「P(計画)」「D(実行)」「C(検証)」「A(改善)」ですね。

    しかし、日本国内では、多くの場合、ISO9001(品質マネジメントシステム)は、形骸化していきました。

     

    理由は、

    ①多くの日本人は、PDCAサイクルを回せる民族性ではない(全員ではありませんが)

    ②経営にISO9001を使っていない(経営者が関与せず、現場の担当者任せ)

    ③「内部監査」が肝であるにもかかわらず、監査に嫌悪感を示す日本人が多い、あるいは事前通告により監査される内容が判明すると慌てて「やっていたふり」をする、しかし、日頃はまともにルール通りに行っていない

    ④「P(計画)」の肝である「組織到達目標」を抽象的にしていて、リアル感が感じられない

     

    など様々挙げられるとされてきました。

     

    まだISO9001認証を維持されている法人様、悪いことは言いません。無駄ですから、認証返上されることをお勧めします。

     

    あるいは、本気で経営者が旗を振って、「品質マニュアル」の雛形モノマネから脱して、そこから作り直して、大修繕を施して、運用をやり直すなら別です。本来は、ISO9001はよくできています。

    ただ、日本人が使いこなしてこなかっただけですから。

     

    昔、所属していた米国系コンサルティング会社のセールスマネージャーをしていた頃、谷本の部下が、天下のTOYOTAに、ISO9001内部監査員セミナーの営業に行ったことがありました。

     

    そこで谷本の部下が言われた言葉がこれです。

    「TOYOTAは、ISO9001、国際標準以上にPDCAを昔から回しているので、必要ありません!!」

     

    カッコ良いですね!

     

    ちなみに、介護業界の場合、もっとすごいです。

    具体的な「P(計画)」がない。ただ日々介護を作業として現場が勝手に進めているだけの法人があります。

    「P(計画)」をようやくリアルに策定できた、教育も施した、、、、、と思ったら、「忙しい」「人が足りない」と言い訳で煙にまいて、「D(実行)」しない、、、、、、。

     

    この状態は、後進国以下です。というか、今や後進国の人の方が言われたことはやります。

     

    「日本人の感情劣化」という現実を変革するという、一大行事=組織マネジメントを科学化すること、をいつまでも先送りするとどうなるのでしょう?

     

    いよいよ、経営者のリーダーシップが問われる時代になりました。

     

    ではまた。

     

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