「ものは言いよう」です(・ Д・ ) | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2022.11.15

    いつもお世話になっております。
    PHJの堀内です。

    皆さんに質問です!

    医師から手術の説明を受けたときに、

    次のどちらが 受け入れられやすいでしょうか??

     

    A:手術が成功して完治する可能性は 90%です。

    B:手術が失敗して死亡する可能性は 10%です。

     

     

    言っていることは同じですが、

    「A:成功率90%」の方が明らかに印象がいいですよね(^^)/

     

     

     

    実際にAの説明を受けた人の方が、

    手術を承諾する確率が上がることがわかっています。

     

     

     

    栄養ドリンクでどちらの内容量が多く感じますか?

     

     

    A:タウリン1g配合

    B:タウリン1000mg配合

     

     

     

    同じ量ですが、 1000mg配合の方が多く感じますね( ^∀^)

     

     

     

    フレーミング効果(framing effect) と言います。

     

     

     

    心理学や行動経済学の用語で、

    「同じ意味であっても、

    表現の仕方が変わるだけで、

    受け取る人の印象が真逆になってしまう現象のことです。」

     

     

    「ものは言いよう」と 言われる心理効果です。

     

     

     

    行動経済学者のダニエル・カーネマン氏と

    エイモス・トベルスキー氏が、

    1979年提唱した学説

    「プロスペクト理論」

    (昨日も紹介させていただきました。)の活用例の一つです。

     

     

     

    さて、「要介護者の自立支援」

    という「自立支援」という言葉の解釈にも、

    様々あるように思います。

     

     

     

    過去にある介護職の方との会話で、

    「自立支援介護に取り組んでいるそうですね。」

    「取り組んでますよ。」

    「オムツ0は、達成できましたか?」

    「達成してますよ。」

    「素晴らしいですね!」

    「紙オムツから布オムツに変えました。」

    「紙オムツ0です。」

    「・・・・・・・」(・Д・)

    私は、無言になりました。

     

    「ものは言いようですね。」

     

     

     

    法人の経営者の方との会話で、

    「自立支援介護? 水を飲ませる介護でしょ?」

    「ある法人が、大変で 定着しなかったと聞いているよ。」

    「積極的に取り組んだ職員が 離職したらしいけれど?」

    「LIFEにデータを提出して、 フィードバックを受けて改善するから」

    「・・・・・・・・」(・Д・)

    私は、無言になりました。

     

    「ものは言いようですね。」

     

     

    そして、私の質問で、

    「要介護度の改善結果はどうですか?」

    先にご紹介した方々は、いずれも

    「・・・・・・・・・」(´-`)

    無言になりました。

     

     

    「介護における自立支援の目的は、

    寝たきりの高齢者を減らすこと。

     

    日常生活において

    自分でできる動作を増やしていくこと。

     

     

     

    そのために、

    『水分を摂取すること』

    『栄養のある食事を取ること』

    『トイレで排泄すること』

    『歩行や体を動かすこと』の

    4つを基本とした介護。

     

     

    そして、水分や栄養を

    しっかり取ることで、

    体調が安定し体力も向上するほか、

    適度に体を動かすことで

    運動機能の回復にも繋がって行く。」

     

     

     

    皆さん、この解釈で良いですか(・・?)

    「自立支援」=「再自立」

    「要介護度の改善」

    この解釈で良いですね。

     

     

     

    また、結果の副産物として、

    ご利用者が、

    日常生活に必要な動作をできる限り

    自分で行うようにすることで、

    介護者の人数を減らすことができる。

     

     

     

    科学的介護の最大の目的は、

    「自立支援介護」ですね。

     

     

     

    そこで、PHJでは、

    その前提条件として、

    「科学的介護」についての

    錯覚はありませんか?

     

     

    抜本的な介護倫理のリスキリングは

    必要ありませんか?

     

     

    と訴えています。

    このお話にご興味はありませんか?

    ご興味のある方は奮ってお申込みください(*^^*)

     

     

     

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