古―い映画「八甲田山」のお話(もの凄く季節外れ!) | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2023.06.22

    いつもお世話になっております。

    PHJの谷本です。

     

     

    今日は季節外れの映画の話です。私が小学生のときの映画、「八甲田山」。

    ご存知ですか?

     

     

     

    映画『八甲田山』は、新田次郎の山岳小説『八甲田山死の彷徨』を原作とする日本映画で、山岳遭難事故(八甲田雪中行軍遭難事件)が題材となっています。この映画は経営者にとって大変勉強になる映画だと思われます。なぜならば自然の猛威についてだけではなく、リーダーシップとマネジメントが優秀な組織はどのような展開になり、ダメな組織はどんな悲惨な目に遭うかなどの、組織の不条理さなどが描かれているからです。

     

    出演者には、高倉健、北大路欣也、加山雄三、三國連太郎といった名優が多いのも、大作として特筆される要素の一つです。

     

    有名な話として、映画ロケが実際に真冬の八甲田山で敢行されたために、日本映画史上類を見ない過酷なロケとなり、その過酷さに耐えられず脱走した俳優もいたそうです。CGなど当時はないわけなので、そうなりますね。壮絶な話です。

     

    日露戦争開戦を目前にした明治34年末。露軍と戦うためには雪、寒さについての寒地訓練が必要であると決まり、冬の八甲田山がその場所に選ばれた。この訓練への参加を告げられたのが、神田大尉(北大路欣也)と徳島大尉(高倉健)だった。

     

    大部隊で自然を克服しようとする神田大尉の部隊と、少数精鋭で自然に逆らわず、折り合いを付けようとする徳島大尉の部隊は、それぞれ冬の八甲田山へ向かう。自然の猛威に晒された2つの部隊は、どのような結末を迎えたのか・・・・。

     

    権威というものをはき違えたリーダー(北大路欣也の上司の三國連太郎)の典型と、計画的に事を成し遂げるリーダー(高倉健)との違いを見せてくれる映画といえます。

    「金目当てか?」と案内人(現代で言えば外部専門家=コンサルティング会社)を追い返すのと比較して「案内人殿に敬礼!」と敬意を表す高倉健など、考えさせられる名シーンが満載です。

     

    リーダーシップは組織の中で非常に重要な役割を果たします。それは組織の進行方向を定める司令塔であり、従業員の行動と意欲を導く為の道しるべです。リーダーの一言、その判断は、組織の成長、存亡を左右する力を持っています。

     

    その象徴的な例として、映画「八甲田山」から一つのエピソードを引用したいと思います。

    この映画では、神田大尉の一言、「天は我を見放した」が、後続の兵隊たちの心に深く影響を与えました。その一言が兵士たちの心に冷たい風を吹き込み、士気の低下を招き、結果として兵士たちは次々と雪の中に倒れていきました。リーダーの一言がどれほど組織に影響を及ぼすか、このエピソードはその象徴と言えるでしょう。

    これは映画の世界だけの話ではありません。現実の組織においても、リーダーの言葉一つがその組織の運命を大きく揺るがすことはしばしばあります。リーダーの言葉は、組織の構成員が見る世界の枠組みを形成し、その行動や決断を左右します。

     

    さらに、科学的介護・自立支援介護の現場においても同様です。ここでもリーダーの一念が、その組織がどう発展し、そのサービスが継続するか否かを左右します。リーダーが自立支援の重要性を認識し、その思想を全体に浸透させることで、組織は一丸となって自立支援の方向に向かうことができます。

     

    経営者にとって、リーダーシップは避けて通れない課題です。その一言、その判断が組織の未来を決めるのですから、リーダーは自己の言動に常に注意を払い、組織のミッションとビジョンを正確に伝え、全体を導いていく必要があります。

     

    ではまた!

     

    Coming Soon!

     

    それでは、コマーシャルです!

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