「組織」は変わらない?   | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2023.09.25

    いつもお世話になっております。

    PHJの堀内です。

     

     

    先週、注目したニュースが「国連」の話題です。

     

    国連のグテレス事務総長は、国連総会一般討論で、「世界は変わったのに、われわれの組織は変わっていない」と述べ、国連改革には様々な利害関係が絡み合い、容易ではないと認めながらも、実現しなければ国家間の分断がさらに広がるとして「改革するか決裂するかだ」と警告。

     

    また、安全保障理事会で、ゼレンスキー大統領は、「ロシアの拒否権行使で安保理が機能不全に陥っている」と、国連改革の必要性を。

    「もはや人類は、国家の境界を守ることに関して国連に期待できない」「侵略者の手に握られている“拒否権”こそが、国連を行き詰まりに追い込んだ」と。

     

    こんな場面もあったとか。

    冒頭で、ゼレンスキー大統領が演説を行うことに、ロシアの国連大使が激しく反発。

    「安全保障理事会のメンバーが発言する前に、ゼレンスキー大統領に議場を与えることを、どのような根拠で提案するのか?」 これに対し、 議長は、 「ロシアが戦争をやめれば、ゼレンスキー氏が発言することはない」 と。

     

    その通りです!

     

    長引くロシアによるウクライナ侵攻。解決の糸口が見えないものかと、願っています。

     

    さて、「世界は変わったのに、われわれの組織は変わっていない」。

    これは、国連だけでなく、組織を改革することは、容易ではないことを象徴した言葉ですね。

     

    組織改革は、組織の生き残りをかけた事業戦略です。 組織を取り巻く外部環境が目まぐるしく変化していく中、成長できるのは、変化に適応した組織だけです。変化を嫌い、従来のやり方に固執した組織は、衰退の道を辿ることになるでしょう。

     

    では、組織改革には、何が大切か。

     

    例えば、社会心理学者であるクルト・レヴィン氏の「3段階のプロセス」

    【ステップ1】
    解凍

    今の組織体制や社風を「変えなければいけない」と意識づける段階。組織改革の必要性を浸透させる。

    【ステップ2】
    変革

    組織改革に向け、準備を始める段階。業務フローの見直しなどを行い、変革を起こし始める。

    【ステップ3】
    再凍結

    変革した内容を定着させる段階。ステップ2の変革を習慣化させる。

     

    また、ハーバード・ビジネススクール名誉教授のジョン・P・コッター氏が提唱する「8段階のプロセス」

    リーダーシップ論・企業変革の研究者でもあるコッター氏は、「組織改革には、優れたリーダーが必要」と。

    「8段階のプロセス」は、

    1. 危機感を高める
    2. 変革推進チームを作る
    3. ビジョンと戦略を生み出す
    4. ビジョンを周知徹底する
    5. 社員の自発を促す
    6. 短期的成果を実現する
    7. さらなる変革の推進
    8. 変革を定着させる

     

    組織改革を成功に導くには、適切な手順があるのです。

     

    PHJは、科学的介護の推進には、「科学的マネジメント」の重要性を提唱しています。

    科学的介護の推進は、介護業界における外部環境の大きな変化であり、生き残りをかけた事業戦略とPHJは考えています。組織改革から取り組まなければ、定着・成功はないと警告しています。

     

    「PHJ科学的介護-LMCEメソッド」コンサルティング

    「科学的介護 A to Z 研究会」 

    このコンサルティングで、組織改革が実現します。

    近々、無料説明会を開催します。

    お楽しみに!