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いつもお世話になっております。
PHJの堀内です。
先週、内閣改造。
岸田首相は記者会見で、「この内閣は変化を力にする内閣だ」と。
また、「われわれの前に流れている変化の大河はまさに100年に1回ともいえる時代を画する」。
「明治維新、戦後復興などわが国はこれまでも変化をチャンスにし、チャンスを力にしてきた歴史がある。大きな変化を前に、当時はとても実現不可能と思われた経済成長や豊かな社会づくりを実現した歴史がわれわれにはある」と。
その上で「変化を力として閉塞感を打破し、所得であれ、暮らし・福祉であれ、外交関係であれ、あすはきょうより良くなる、誰もがそう思える国づくりを一緒に行っていこうではないか」と。
その通り!
でも、支持率は上がりますでしょうか。
経営の神様、松下幸之助氏は、「人間として一番尊いものは徳である」とし、
国家もまた同じであると。では、国家の「徳」とは。
それは、“国民の良識の程度、民度の高さ”だと。
100年に一度ともいえる激動の変化の時代。
もう一度、考えなくてはならないのは、“国民の良識の程度、民度の高さ”ではないでしょうか。
国民の良識の程度、民度が、下がっていると思われるニュースがあまりにも多いですね。
それが、まさに「閉塞感」になっているように思います。
松下幸之助氏は、こんなことをお話しされています。
「人間が人間を動かすということはな、これは、なかなか難儀なことや。力で、あるいは、命令で、あるいは、正しい理論で動かすということも、それはそれでできないことはないけどね。(中略)なんと言っても根本的に大事なのは、徳、人徳やな、それをもって、いわゆる心服させるというか、ついていこうと思わせることやな。
お釈迦さんは、偉大な徳の持ち主やったと思う。お釈迦さんの言ってることが、大衆の心を打ったということもあるけれど、きみ、お釈迦さんの徳の前では、狂暴な巨象でさえ、跪(ひざまづ)いたと言われてるそうや。(中略)指導者、経営者に反対する者、敵対する者もおるやろう。それに対して、正しいからと言って、対応する、あるいはある種の力を行使することもいいが、それだけに終わるとな、それがまた、新たな反抗を生むことになってしまうわけや。
力を行使しつつも、いや、それ以上に、そうした者をみずからに同化せしめるような徳性を養うために、自分の心を磨き、高めることを怠ったら、あかんな。部下は、徳がないとついてこんわ。わしもまだまだやけどな。」と。
こんなエピソードも、
「経営者の条件とは何ですか」って聞いたら、真っ先に
「運が強いことや。」。
矢継ぎ早に、「運を強くするにはどうしたらいいですか」と聞いたら、
「徳を積むことしかない。」と。
「丁寧に心を込めて一人ひとりに接していけば、ありがとうと感謝され、自分が病に臥せたり仕事がうまくいかずに腐っていたりする時に、見返りなく手を差し伸べてくれる。そういう感謝の人間関係で結ばれた人が周囲に何人いますか。」と。
PHJが推進する科学的介護の根本哲学は、「ご利用者様の尊厳」です。
介護業界の経営者の皆様!
「変化をチャンスに!」
今まさに、科学的介護時代という変化の時です。
企業・法人の「徳」、経営の「徳」を再確認されてはいかがでしょうか。
「職員がついてこんわ。」となりませんように。