今、大切な「ワイズスペンディング」とは? | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2023.06.12

    いつもお世話になっております。

    PHJの堀内です。

    2023年度の「骨太の方針」の原案が、7日に示されました。

    「新しい資本主義」の推進という大きな目標のもとに、

    リスキリングの強化。経済の再生と財政の健全化を両立。

    さらには、持続可能なGX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速化。

    スタートアップの活性化による産業構造の変革。

    官民パートナーシップによるサプライチェーンの強化などが掲げられています。

     

    そして、少子化問題に対する取組として「子供の未来戦略方針」の策定が予定され、具体的な行動指針となることが期待されています。

     

    さて、「骨太の方針」では、2015年から7年連続で、「ワイズスペンディング」という言及があり、

    今回も、「・・・行財政の徹底した効率化や無駄の排除、EBPM(証拠に基づく政策立案)を通じた成果につながる賢い財政支出(ワイズスペンディング)の徹底」。

    また、「持続可能な社会保障制度の構築」の中でも「医療・介護等の不断の改革により、ワイズスペンディングを徹底し、保険料負担の上昇を抑制することが極めて重要である。」と。

     

    「ワイズスペンディング」とは、経済学者のケインズの言葉。不況対策として財政支出を行う際は将来的に利益・利便性を生み出すことが見込まれる事業・分野に対して選択的に行うことが望ましい、という意味で用いられます。

     

    そして、「ワイズスペンディング」を効果のある取組とするために、昨年5月に公表された財政制度等審議会の「歴史の転換点における財政運営」の中で、「アウトカム・オリエンテッド・スペンディング」という新しい考え方が盛り込まれました。直訳すると成果志向の支出ということ。

    どのようなアウトカムの実現を目指して財政を支出するか、これを事前に明確化するもので、エビデンスに基づく政策立案であるEBPMの考え方に近いものだといわれています。

     

    福祉業界の経営者の皆様。

    皆様にとっての、「ワイズスペンディング」とは、

    何でしょうか。

    「骨太の方針」でも強調されている「人への投資」では

    ないでしょうか。

     

    「課題解決を成長のエンジンに変え、持続可能な経済を実現」は、

    2022年度の「骨太の方針」のテーマ。

    課題の解決を先送りするのではなく、

    成長のエンジンに変える。

    そのためにも、「人への投資」が急務なのです。

     

     

    それでは、コマーシャルです!

     

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