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いつもお世話になっております。
PHJの堀内です。
2023年度の「骨太の方針」の原案が、7日に示されました。
「新しい資本主義」の推進という大きな目標のもとに、
リスキリングの強化。経済の再生と財政の健全化を両立。
さらには、持続可能なGX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速化。
スタートアップの活性化による産業構造の変革。
官民パートナーシップによるサプライチェーンの強化などが掲げられています。
そして、少子化問題に対する取組として「子供の未来戦略方針」の策定が予定され、具体的な行動指針となることが期待されています。
さて、「骨太の方針」では、2015年から7年連続で、「ワイズスペンディング」という言及があり、
今回も、「・・・行財政の徹底した効率化や無駄の排除、EBPM(証拠に基づく政策立案)を通じた成果につながる賢い財政支出(ワイズスペンディング)の徹底」。
また、「持続可能な社会保障制度の構築」の中でも「医療・介護等の不断の改革により、ワイズスペンディングを徹底し、保険料負担の上昇を抑制することが極めて重要である。」と。
「ワイズスペンディング」とは、経済学者のケインズの言葉。不況対策として財政支出を行う際は将来的に利益・利便性を生み出すことが見込まれる事業・分野に対して選択的に行うことが望ましい、という意味で用いられます。
そして、「ワイズスペンディング」を効果のある取組とするために、昨年5月に公表された財政制度等審議会の「歴史の転換点における財政運営」の中で、「アウトカム・オリエンテッド・スペンディング」という新しい考え方が盛り込まれました。直訳すると成果志向の支出ということ。
どのようなアウトカムの実現を目指して財政を支出するか、これを事前に明確化するもので、エビデンスに基づく政策立案であるEBPMの考え方に近いものだといわれています。
福祉業界の経営者の皆様。
皆様にとっての、「ワイズスペンディング」とは、
何でしょうか。
「骨太の方針」でも強調されている「人への投資」では
ないでしょうか。
「課題解決を成長のエンジンに変え、持続可能な経済を実現」は、
2022年度の「骨太の方針」のテーマ。
課題の解決を先送りするのではなく、
成長のエンジンに変える。
そのためにも、「人への投資」が急務なのです。
それでは、コマーシャルです!
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