ブログ
ブログ
いつもお世話になっております。
PHJの堀内です。
連日報道されている「パワハラ」について、皆様はどのように思いますか?
まずは、愛知県東郷町の井俣憲治町長の「複数の職員にパワハラやセクハラととれる言動を繰り返していた問題」。
謝罪はしたものの、「お笑いのツッコミのような形で軽く考えて使っていた」と釈明。
女性職員への「いつ巨乳になって帰ってくるの?」という発言については、
「冗談が言い合える関係が構築できていると考えていた」と説明。
そして、職員を前に、
「町の未来を創っていくことに対し、
明るい気持ちでアットホームなチームワークよく仕事できる環境を作れるようにしていかないといけない」と。
皆様はどう思われますか?
次に、滋賀県近江八幡市は、40代女性職員にパワハラをしたとして、部長級の男性職員を懲戒処分。
市によると、部長級職員は、十数人がいる職場で、職場環境の改善を担当する係長級の職員に10分から15分の間、
「おまえはこの仕事をやらんでええ」「おまえが責任を取れ」「責任逃れをするな」などと、
大声で仕事への取り組みを否定する言動を繰り返したと。
女性職員は不安障害などになり、9月中旬まで休職。
この報道のコメントにビックリしました。
「悪いのはいつも男の上司だとは限らない。」
「係長の方も問題行動なかったのかな。」
「係長級の人、指摘されている内容が明らかに指示に従わない、やりたくない仕事はしない人の典型、
意外と組織のなかで使いづらい人種ではないのか想像してしまいます。」
「病院を受診して、精神疾患で休んだもの勝ち。自分の仕事に対する責任は放棄して。」
「恐怖を感じたと言えばなんでもまかりとおる。痴漢冤罪に近いものを感じる。 係長級まで出世しているんだから、
制度など知り尽くしているだろう。 休んでも給与も下がらず、うまいことやっているはず。」
このように、パワハラ被害を受けた方を批判する声が多いのです。
皆様はどう思われますか?
パワハラがなくならない理由
パワハラ加害者の無自覚
そもそも「自分の行為はパワハラだ」という認識、自覚もないのでは、パワハラを止めようがありません。
パワハラが軽視されている
パワハラを受けた被害者の気持ちを、パワハラ加害者は理解できません。
どれだけ被害者が傷つき、不快な気持ちでも、加害者は「冗談のつもりだった」とか、
「軽い気持ちでやった」というケースも珍しくありません。
被害者が声をあげづらい雰囲気
パワハラは、指導にかこつけて行われるケースも多いもの。
「パワハラだ」と言おうものなら、「仕事もできないくせに言い訳ばかり」、
「成果をあげてから権利を主張しろ」とさらなるパワハラの繰り返しにあってしまうことも。
また、パワハラに抵抗すると、能力不足だと思われたり、態度の悪い問題社員だと評価されたりし、
会社に居づらくなることも、声のあげづらさを助長しています。
パワハラ上司ほど重宝される
パワハラ上司は、言い換えれば「リーダー気質」ともいえます。
行き過ぎれば違法ですが、会社にとっても力強く部下を引っ張ってくれる人材は重宝されがちです。
過去のパワハラが美化されている
パワハラという言葉は、最近になって生まれた言葉。
その違法性が社会問題化したのも、現代のことです。
過去には、強く叱って部下のモチベーションをあげる管理手法はよくとられていました。
厳しいノルマを達成することが正義だった時代もあります。
現在パワハラの加害者となっている上司のなかには、この厳しい時代のパワハラを美化し、
「過去には自分もされてきた」とパワハラを肯定的にとらえる人がいます。
さて、福祉業界の皆様。
不適切ケア、不適切保育、虐待が起こる理由も同様と思われませんか。
しかし、「時代錯誤」は命取りです。
今、まさに「倫理」教育から、それもリーダーの「倫理」教育から始めなければ、組織は崩壊します。
PHJが提唱する
「PHJ-リーダーシップ・マネジメント・コミュニケーション・倫理教育メソッド【PHJ-LMCEメソッド】」には、
「時代錯誤」を正すカリキュラムが用意されています。
根本的な組織改革をと、お考えの皆様!
PHJがお手伝いさせていただきます。お気軽にご連絡ください。