組織に「フィロソフィ」(哲学)が必要な理由d( ̄  ̄) | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2022.09.26

    いつもお世話になっております。
    PHJの堀内です。

    最近のニュースで、ある転職メディアが、
    全国の20代(20歳〜29歳)に対して、
    「出世欲に関するアンケート」を実施し、話題になっています(´∀`)

     

    【出世欲のない20代は77%!
    出世したくない理由は「責任のある仕事を
    したくない」がトップでワークライフバランスを重視する若者が増加傾向に】と。

     

     

    約8割の人が出世したくないと
    回答する結果となったとのことですΣ(゚д゚lll)

     

     

    しかし全体的にみると、約14%が出世したいと回答し、
    その大多数が給与を上げることを目的に上の階級を目指しているとか(*⁰▿⁰*)

     

     

    生活レベルの向上に貪欲な人と、
    生活や安定を重視した人
    はっきり分かれているというのです( ˘ω˘ )

    一方、別の 「社会貢献を目指す若者の キャリア意識調査」では、

    働き方の理想として 「社会貢献性の高い 企業や団体で働きたい」と 考える人が67%

    就職先の社会貢献性の優先順位が高かったとか。

     

     

    ミレニアム世代、Z世代と呼ばれる現在の若者は「社会貢献意識」が高いといわれており、
    ボランティアや学生団体だけではなく、仕事・キャリアを通して社会貢献を実現することを望んでいて、

    しかも、従来のNPO等だけでなく、
    ビジネスを通して実現していきたいという傾向がみられ、
    社会貢献を目指す企業が適切に情報発信を行うことで、
    関心の高い学生と、つながることができるというのです(^^)

     

     

    さらに、現在の学生、若手社会人は、
    SDGsやサステナビリティに詳しいことから、
    見せかけや一部の社会貢献活動だけを発信するだけでは、
    SDGsウォッシュの可能性を疑われるため、
    単なるPRにとどまらない適切な情報開示が求められるということです。

     

     

    これからの法人・企業にとって、
    この若者の価値観をどのように捉え、 そのニーズに対応するかが、
    「事業承継」にとっての鍵とも言えますね(^○^)

     

     

    さて、京セラの稲盛和夫名誉会長が亡くなられ、
    その経営手法が話題になっていますが、
    その一つに 「アメーバ経営」があります。

     

     

    稲盛氏が経営に携わった
    KDDIの前身である第二電電や、経営破綻した日本航空(JAL)の
    再建でも用いられた実績のある経営手法です。

     

     

    組織をアメーバ(細胞)に見立てて、
    5~10人程度の小集団に細分化し、その小集団にリーダーを任命し、
    各アメーバをひとつの企業とみなして、独立採算制で運営する経営管理手法です。

     

     

    アメーバ経営のデメリットは、
    現場に権限を委任するため、
    各リーダーの価値観や志向によって、
    各アメーバがバラバラに動き、組織が意図する目標とは
    異なる方向に進んでしまう可能性があることです。

     

     

    これを防止するために、何が大切なのか。
    それは、「フィロソフィ」を定義すること。
    組織の進む方向性を示す

    「理念」という言葉がありますが、
    「フィロソフィ」は、
    行動を決定する根拠となる価値観やルール、行動規範に近い概念です。

     

     

    JALの事例では、
    運航、整備、客室、空港、貨物など
    現場の各部門から10人のリーダーが選ばれ、

    現場の声を反映させながら「JALフィロソフィ」を作り上げ、
    「すばらしい人生を送るために」から始まり、
    40項目にわたる詳細な フィロソフィがあったということです。

     

     

     

    そして、作り上げた フィロソフィは、
    充分な教育の時間と、日々反復を行うことで、全職員に浸透させ、
    従業員が迷わず正しい判断をし、同じ方向に進めるようにする必要があると。

     

     

     

    アメーバ経営は、日本人ならではの
    「組織に迷惑をかけられない」という思いから、
    時間効率を高め、成果をあげるために、
    「休暇がとりにくい」
    「時間外労働してしまう」
    などの、本来あってはならない状態が発生しないように充分なケアが必要です。

     

     

    働き方改革が唱えられる社会の中で、
    アメーバ経営の管理手法を、組織の目指す方向や状況にあわせて、
    アレンジをして取り入れることが大事ですね。

     

     

    「フィロソフィ」(哲学)について、
    稲盛氏は、

    【1つ目は、「会社の規範となるべき規則、約束事」です。
    この会社はこういう規範で経営をしていきますという、企業内で必要とされるルール・モラルが要素の一つ。

     

    2つ目は、
    「企業が目指すべき目的、目標を達成するために
    必要な考え方」という要素です。

    企業が目指すべき、高い目標を達成するために
    どういう考え方をし、またどういう行動を
    とらなければならないのかということを具体的にすることです。

     

    3つ目は、
    「企業にすばらしい社格を与える」
    という要素です。

    人間に人格があるように企業にも人格があるはずです。
    会社の人格、つまり「社格」が大変立派であり、
    世界中から「さすが立派な社格を備えた会社だ」と信頼と尊敬を得る。

     

     

     

    この3つの要素は、
    企業がさらに発展するために大変重要なものですが、
    フィロソフィにはそれらのベースとなる大切な4つ目の要素があります。

     

     

    それは、
    「人間としての正しい生き方、あるべき姿」を示すという要素です。】と。
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