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みなさん、お元気ですか?
経営者の、施設長の、管理者の皆様。
ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社(PHJ)の谷本です。
皆さんは、介護現場における「負担」に関してどのようなお考えをお持ちですか?
PHJはこのように考えます。
介護職員が経験する「負担」は多岐にわたると思われます。
それは、物理的な重さや労力としての「負担」(移乗介助ほか身体的負担)、職務上の義務や責任を引き受けること、力量を超えて重すぎる仕事や責任などの「負担」などが考えられると思います。
ヤーキーズ・ドットソンの法則という法則があります。
ヤーキーズ・ドットソンの法則(英: Yerkes-Dodson’s law)は、生理心理学の基本法則です。心理学者のロバート・ヤーキーズとJ・D・ドットソン(ドッドソン)が1908年にネズミを用いた実験で発見したものです。
学習活動に対する動機づけは適切なレベルにあることが必要であるとする理論となります。
この法則は、学習や作業の効率において、動機づけの強さや覚醒レベルが一定の範囲内であることが重要であることを示しています。
介護現場に、この法則を適用すると、ある程度の緊張やプレッシャーがあると効率が上昇するが、それが過度になるとパフォーマンスが低下するということが想定されます。
「負担感」を感じさせない、やりがいのある介護の実践は「科学的介護」にあります。
具体的には、介護のプロセスや結果をしっかりと記録し、PDCAサイクルを回すことで、介護の品質や効率を向上させることが可能となる介護です。
これにより、介護職員自身のモチベーション向上や職場環境の改善が期待されます。
ヤーキーズ・ドットソンの法則をバランスボードの上での立ち方として考えてみましょう。
適切な緊張や動機づけは、バランスボードの中心で立つことに相当します。この位置であれば、安定して立つことができる。
しかし、動機づけが弱いとボードの片側に傾き、強すぎると逆の側に傾く。どちらの場合もバランスを崩してしまう可能性が高まります。
バランスボードの中心で立つために必要なことは何でしょうか?
①経営者の誠実性と倫理観
②属人的ではなく「仕組みによるマネジメント」
③ルール
④教育
⑤迅速かつ頻回なフィードバック
⑥そもそもその仕事の理念と現実が、人の幸せに役立っていると職員自体が確信できるか
これらの徹底ができている社会福祉法人は大変少ないのです。
なぜならば、魂が「職員本位」に染まっている、それに自分たちが気づいていない、そんな現実が意外に多いのです。いわば「感情の劣化」です。
さあ、この黒い川をどのように飛び越えて、向こう岸に辿り着くか?
この戦いを始めませんか?
では、また!