職場の「心理的安全性」はいかがでしょうか? | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2023.11.13

    いつもお世話になっております。

    PHJの堀内です。

     

     

    「人手不足」という状況は、近年、どの業界でも。

     

    で、新入社員の3割が3年以内に辞める時代。なんと最近では、入社1カ月で辞める人も後を絶たないとか。「石の上にも三年」という言葉は死語。

    そんな記事を読みました。

     

    そこで注目されているのが職場の「心理的安全性」。

    組織行動学の研究者でハーバード大学の教授、エイミー・エドモンドソン氏によって提唱された、「心理的安全性(psychological safety)」とは、組織の中で自然体の自分をオープンにでき、穏やかで安心した気持ちでいられる環境のこと。

     

    この「心理的安全性」は、2015年にGoogle社がプロジェクトアリストテレスの結果として、”成功するチームをつくるのに最も重要なのは心理的安全性であった”と発表して以来、多くの企業が導入しているそうですね。

     

    「心理的安全性」を測定する方法として、エイミー・エドモンドソン氏は、次の7つの質問を提唱しています。

     

    1.チーム内でミスを起こすと、よく批判をされる

    2.メンバー内で、難しい問題や課題を指摘しあえる

    3.チーム内のメンバーが、異質なものを受け入れない傾向にある

    4.チームに対して、リスクのある行動をとっても安全である

    5.チーム内のメンバーに助けを求めづらい

    6.チーム内で他者を騙したり、意図的に陥れようとしたりする人がいない

    7.チームで業務を進める際、自分のスキルが発揮されていると感じる

     

    7つの質問を使うと、組織内における「心理的安全性」の現状を明らかにして、強みや課題を明確にすることができます。

    また、定量化、可視化することで現状把握と改善に取り組むことができます。

    皆様の組織でも、アンケートを実施して見てはいかがでしょうか。

     

    結論

    「心理的安全性」を高めるためには、どのような改善策に取り組めばよいのか。

     

    チームで共通の達成目標や価値観を持つ

    心理的安全性を高める目的は、“仲良し組織”を作ることではなく組織のパフォーマンスを高めること。 そのために大切なことはチームの共通目標や価値観、グラウンドルールを浸透させることです。

     

    チームリーダーがチャレンジングなコミュニケーションに取り組む

    チームの心理的安全性の度合いはチームリーダーによる影響が大きい 従って、リーダーは失敗を恐れずにチャレンジしたり、気兼ねなく発言や質問ができたりする雰囲気づくりを意識することが重要です。

     

    1on1ミーティングを導入する

    1on1ミーティングとは、リーダーとメンバーが1対1で話し合うミーティングです。通常の業務進捗などではなく、メンバーがミーティングのテーマを設定する点が1on1の特徴。 チームの核となるリーダーとメンバーの相互理解が深まることではチーム全体の心理的安全性によい影響を与えていきます。

     

    アサーティブ・コミュニケーションを心がける

    アサーティブ・コミュニケーションとは、“相手を尊重しつつ適切な方法で自己表現する”コミュニケーションです。

     

    お互いの価値観やプライベートを理解する

    心理的安全性を高める上ではメンバーの相互理解も大切。お互いを“仕事の機能”ではなく“ひとりの個人”として認識することが、相互理解や安心感につながります。

     

    さらに、リーダーは場の「心理的安全性」を高めるために、何をすれば。

    エイミー・エドモンドソン氏が提唱する7つの行動。

    ・直接話のできる、親しみやすい人になる
    ・自分もよく間違うことを積極的に示す
    ・失敗は学習する機会であることを強調する
    ・現在持っている知識の限界を認める
    ・参加を促す
    ・具体的な言葉を使う
    ・境界(規範)を設け、その意味を伝える

     

    「心理的安全性」の改革が、離職率低下、人手不足の解消の一つの鍵であると思いませんか。

     

    PHJが提唱する、「PHJ-リーダーシップ・マネジメント・コミュニケーション・倫理教育メソッド【PHJ-LMCEメソッド】」には、職場の「心理的安全性」を向上させるための方法及び教育がプログラムされています。

    組織の「心理的安全性」の改革をと、お考えの皆様!

    PHJがお手伝いさせていただきます。お気軽にご連絡ください。