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いつもお世話になっております。
PHJの谷本です。
たまにこんなお話などいかがでしょう。
どんな話かと申しますと・・・・・・・・”生存バイアス”です。
“生存バイアス”とは、自分がやってきたことについて、今まで成功した事例だけを見てなんでも噛んでも分析する傾向のことを指します。これがどのように組織の人材を潰してしまうのかを、一緒に考えてみましょう。
私たちの組織を「森」、そして我々のスタッフをその中の「木々」に例えてみてください。この森は強大な力によって一本の「鶴」による声だけで人事登用を動かしている法人が未だ存在しています(一部ですが)。
この「鶴の一声」は、森全体を一気に明るくする太陽のような力を持っています。しかし、それは同時に、強すぎる日差しにより木々を枯らしてしまう可能性も秘めています。
森の中にはさまざまな木々が存在します。しかし、「鶴の一声」のもと、光を受けることができるのは、ある特定の「木」だけ。他の木々はその影に隠れ、必要な日光を受けることができません。これが「生存バイアス」――成功した木だけが目立ち、他の木々が見過ごされる現象です。
このように、一部の木々だけが光を浴びていると、森全体としての健康は保たれません。同じように、組織も一部の人間だけが評価され、他の人々が見過ごされると、組織全体としての成長は阻害されます。
なぜなら、成功している木々だけを見て森全体を理解しようとすると、森の多様性とバランスが見えなくなってしまうからです。森全体が豊かに成長するには、各木が十分な光を浴び、それぞれが一体となって森を形成することが必要です。
同様に、組織が健全に成長するためには、全てのメンバーが等しく公平に(平等に、ではありません)評価され、成長の機会を(公平に)得られる必要があります。我々は、成功した一部だけでなく、失敗を含む全体を見つめ、全員が光を浴びる機会を確保するべきです。
つまり、「鶴の一声」がすべてを支配する代わりに、全体のバランスを重視し、全ての「木々」が適切に成長できるような環境を整備することが求められています。
最後に、強権的な経営者に対するメッセージを一つ。
私たちは一緒に働く仲間を信頼し、その能力を最大限に引き出すことで、一緒にこの「森」を豊かにしましょう。
そのためには、我々全員が太陽の光を平等に受けることが重要です。そしてそれは、ガバナンスを尊重し、内部統制を強化、秩序を厳正に遵守することから始まります。
ではまた!
Coming Soon!
それでは、コマーシャルです!
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