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2022.11
  • ブログ2022.11.14

    いつもお世話になっております。
    PHJの堀内です。

    宝くじ売り場のイラスト

    突然ですが、皆さんは、
    宝くじを購入しますか??
    それとも購入しませんか(・・?)??

     

     

     

    1等の当選確率は

    2,000万分の1(゚д゚lll)という天文学的な数字なのですが、

    なぜか私たちは、

    「ひょっとしたら当たるかも」と無謀な期待をしてしまいます(´-`)

     

     

     

    もし、人間が

    コンピューターのように合理的な思考をもっていたら、

    宝くじを買う人などいないかもしれません。

     

     

     

    私たちは、物事が起こる確率を

    正確に認識しているわけではありません。

     

     

     

    小さな確率ほど大きく見積り、

    大きな確率ほど小さく見積もってしまうという、

    認知のゆがみをもっています。

     

     

     

    宝くじが当たる確率など

    皆無に等しいにもかかわらず、

    「ひょっとしたら当たるかも」という

    過度な期待を寄せてしまうのです(~_~;)

     

     

     

    プロスペクト理論という理論があります。

     

     

    行動経済学者の

    ダニエル・カーネマン氏と エイモス・トベルスキー氏が、1979年提唱した学説です。

    プロスペクト(prospect)とは、

    英語で「期待」や「予想」という意味。

    予想される利害額や確率などの条件によって、

    人間がどのように意思決定を行なうのかを

    モデル化したものです。

     

     

     

    私たちの意思決定は、

    必ずしも合理的に行なわれているのではなく、

    感情や感覚による「ゆがみ」を伴っています。

     

    その例が、宝くじですd( ̄  ̄)

     

     

     

    さて、科学的介護とは、

    要介護者の重度化防止・自立支援を目的に、

    科学的根拠(エビデンス)に基づいて 提供されるケアのことです。

     

     

     

    医療現場では、患者に関する具体的・客観的なデータなどを収集し、

    治療の効果検証をした上で

    それを基にした医療サービスが 提供されています。

     

     

     

    その方が、治療者による治療効果のばらつきが少なかったり

    期待通りの結果を出せたりするなど、

    効果的な治療ができるからです。

     

     

     

    医療現場に比べると、

    介護現場では、介護従事者の

    経験や感覚を頼りにケアが行われがちで、

    科学的根拠に基づいたサービスが十分に実践されているとはいえない状況が

    散見されます。

     

     

     

    そうした状況を鑑みて、

    介護現場でもさまざまなデータを収集したり ケアの方法・効果を検証したりして、

    利用者に対してより効果的な介護サービスを提供しようという動きから

    科学的介護が推進されるようになったのです。

     

     

     

    「科学的介護推進体制加算」や

    「科学的介護システム(LIFE)」など、体制の変化を肌で感じているものの、

    いまひとつその意味や目的の理解に 当惑している方もいるのではないでしょうか。

     

     

     

    介護従事者の

    経験や感覚を頼りにケアが行われがちを、

    改革しなければならないのが、科学的介護の目的です。

     

     

     

    例えば、低栄養状態の利用者に対する

    食事量や栄養量、 利用者の日常生活動作(ADL)の改善率、

    利用者のADLの実施状況など。

     

     

     

    このような介護は、

    介護職員の経験や感覚により

    方法の是非の判断や効果判定がされがちです。

    これでは、介護職員のスキルにより、

    利用者のケアに大きな差が生じてしまいます。

     

     

     

    一人ひとりの利用者が効果的なケアを受けるためには、

    介護職員や事業所が 科学的根拠に基づいた

    介護サービスを提供できることが大切です。

     

     

     

    そこで、PHJでは、その前提条件として、

    介護職・看護職・ケアマネ・ リハ職・相談員・栄養食全他職種に

    抜本的な「リスキリング」が必要だと訴えています。

     

     

     

     

    「分かっているけれど、現場が…」

    「人材不足で、今は…」

    との声を聞きますが、 本当に、先送りをしていても良いのでしょうか?

     

     

     

    皆様の、意思決定プロセスに、

    最適解のアドバイスをさせていただきます。( ̄^ ̄)ゞ

     

     

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  • ブログ2022.11.09

    いつもお世話になっております。

    PHJの谷本です。

     

     

    介護保険制度の改革の議論が進んでいます。国民が介護保険制度を利用する際の「1割負担が、介護報酬改定の3年周期で2割負担の国民の幅を拡大していく」とのシナリオが進んでいるという声も聞こえてきます。

    1割から2割の負担に変わる国民が3年ごとに増加していくとどうなるでしょうか?

    考えられるのは、「介護保険サービスに質を求め始める」ことが予想されるでしょう。何せ負担が倍ですから。

    「レスパイト」の役割だけでは・・・・。あるいは「お世話型介護」サービスの場合、どんどん国民によっては介護サービス側への依存度を深めていく、高齢者の身体&精神&社会での退行現象を介護サービスのせいで進めてしまう・・・・さらに介護が3K化の道へ進んでしまい、介護職等の負担が激増する?・・・・・・。または、ある事業者は、それを逆手に取って「介護保険内での自立支援・重度化防止・要介護軽減・再びまたできるように戻すケア」で差別化を図るかもしれません。

     

    「介護保険制度自己負担が倍なら、回復して差し上げないとお金、もったいなくないですか?」という

    自立の価値観の提案です。

     

    今後の予想がしにくい状況をVUCA(ブーカ)という言葉で表すことがありますが、まさにその様相です。

     

     

    ちなみにVUCA(ブーカ)とは、Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguityの頭文字を取った造語で、社会やビジネスにとって、未来の予測が難しくなる状況のことを意味しています。
    それぞれ、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)というように、現代の特性を表しているようです。

    VUCAは、元々アメリカで使われていた軍事用語らしく、1990年代にアメリカとロシアが対戦していた冷戦が終結し、核兵器ありきだった戦略が不透明な戦略へと変わったことを表している言葉とされています。その後、2010年代に変化が激しい世界情勢を表す言葉としてビジネスでも利用されるようになったわけです。

     

    介護業界に当てはめてみると、

     

    Volatility(変動性)=お世話型介護・三大介助を尊厳に配慮しつつ実践できれば良かったのが、「科学的介護」「自立支援・重度化防止介護」に国が求める価値観・価値基準が変動

     

    Uncertainty(不確実性)=業界全体で纏まれば、助けてもらえる・今までの経験があれば生き抜いていけるということよりも、経営者は自立・自主判断・自己責任、介護もリスキリング(学び直し)を行い

    古い経験を捨て去り、自ら新しい経験に身を置き続けなければならないという不確実性

     

    Complexity(複雑性)=介護職が「寄り添う」「思い」など文学的で通用していたのにも関わらず、「科学的介護」により「高齢者の生理学」ほか複雑な知識体系に学びを広げなければ通用しなくなる、あるいは医療職が病院時代の常識に思考を固定していても何とかなったにも関わらず、介護保険法の仁義・価値観・最新医学のエビデンスを老年医学のプロとして駆使しなければ、老年期の身体的自立の再獲得のサポーターとして機能しないという複雑性

     

    Ambiguity(曖昧性)=厚生労働省が「科学的介護情報システム(LIFE)」の運用の中で、「科学的介護推進加算ほかLIFE関連加算にデータを提供していけば厚生労働省から「フィードバック」がもらえそれを参考にすれば自然と「介護の質」が高まると「信じていたが」、そんなに世の中甘くはないよ、では「科学的介護」をマスターするためにはどうすれば良いか?が「科学的な裏付け」を集めている途中であるために、あえてベストプラクティスは最後まで未公開にせざるを得ないという曖昧性。

     

    介護の大企業、大規模な社会福祉法人は、根拠なく自身の組織のスケールメリットを誇り、安心しているかもしれません。逆に介護事業者の中で中小、あるいは零細の事業者は先行きに不安を感じているかもしれません。

    しかし、生命線は組織の規模だけではありません。

    生き残り方を理解しているかどうかだと思います。

    ここで突然、雑草のお話です。(引用:「はずれ者が進化をつくる〜生き物をめぐる個性の秘密」稲垣栄洋)

    ・ミミズは、元々あった足を捨てたから、土の上で生き残れた。

    ・飛べない鳥キウイは飛べなかったから、子孫をたくさん集めた

    ・雑草は、踏まれても立ち上がらないから、踏まれる前よりも成長できる

     

    進化に成功したのは「強い」生き物ではなく、オンリー1になれる「場所」をみつけた誰よりも「弱い」生き物たちだった。

     

    あなたの経営する介護事業所が存在する「日常生活圏域」での利用者獲得と職員獲得の戦いには

    バックの組織のデカさは関係ありません。

     

    人間は「物語」に左右される生き物です。

     

    あなたの事業所は、どのような物語(ストーリー)を語ることができるでしょうか?

     

    誰が聴いても、納得・理解・共感・共鳴・感動できる「介護倫理」をあなたの法人は発信できますか?

     

    少し不安でしたら、PHJオリジナル編纂の「利用者視点の8つの介護倫理」を学ぶことをお勧めします。

     

    では、また。

     

     

    介護事業を経営する皆様、「利用者視点の介護倫理」を、「科学的介護」時代の最低常識として、職員に、リスキリングしませんか?

    私たち、PHJは、日本の介護業界の中で、実は見過ごされている「介護倫理」について、初めて具体的に体系化して教育訓練を行なっているトレーニング機関・コンサルティング機関です。

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  • ブログ2022.11.07

    いつもお世話になっております。
    PHJの堀内です。

    最近、「コロナ禍」でも業績を伸ばしている複数の経営者の方々と歓談する機会がありました。

    業種は様々ですが、 そのサクセスストリーに興味津々でした(^^)/ 過去にターニングポイントがあって、

    その際に「打った手」が、 現在の結果に繋がっているとういうのです٩( ‘ω’ )و

     

     

    その際の「打った手」は、さまざま。

     

     

    戦略、施策、経営哲学にはそれぞれ特徴があります。

     

     

    「変化への対応」「企業風土の改善」「作業環境の改善」など。

    他に共通点もありました。

     

     

    現在の課題について 「人材の採用・育成」 「事業承継」

    どの業界でも課題なのですね。

     

     

    また、 「今、最も力を入れていること」 との質問に、異口同音。

     

    「ブランディング力の強化」 とのことでした。

     

     

    「ブランディング」とは、
    企業などが 自社製品や自社のブランドを 形成するために行うさまざまなコミュニケーション活動のこと。

     

     

    ブランディングには、 いくつか種類が存在します。

    「インナーブランディング」 「アウターブランディング」

     

     

    「インナーブランディング」は、

    自社のブランド価値を社員に認知してもらうために行う コミュニケーション。

     

     

    「アウターブランディング」は、

    自社のブランド価値を社外の生活者に認知してもらうために行うコミュニケーション。

    商品やサービス、 もしくは企業そのものの価値に共感してもらい社外のファンを作る活動。

     

     

    他の分類として、

    「サービスブランディング」は、 商品のファンを増やし、売上を上げること。

    また、「企業ブランディング」は、 自社のファンを作ること。

     

     

    そのため、就職希望者などから共感を得ることが目的。

     

     

    また、ブランディングを 成功させるためには、5つのポイントがあります。

     

    1、 一貫性を持った情報発信を行う

    2、 自社の強みを生かした施策を行う

    3、 継続して施策を行う

    4、 定期的に効果検証を行う

    5、 ブランド戦略を改善する

     

    「ブランディング」のPDCAですね。

     

     

    ”「ブランド価値の戦略立案のためには、

    自社のポジショニングを設定することが大事です。

    そのためには、 まず自社がどのように 人々に連想されるかを想定することが鍵となります」”

     

    マーケティングの神様 「フィリップ・コトラー」の名言です。

     

     

     

    それでは、

    介護業界の「ブランディング」とは?

    その際に、 「科学的介護」時代の到来から、 目を背けることはできないでしょう。

     

     

     

    「インナーブランディング」

    「アウターブランディング」

    「サービスブランディング」

    「企業ブランディング」

     

    各「ブランディング」を成功させる鍵は、

    「科学的介護」を制すること!! 皆さん、そう思いませんか(・・?)????

     

     

     

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    介護経営戦略セミナーを開催させていただき、

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