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いつもお世話になっております。
ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社(PHJ)の谷本です。
最近のコンサルやコーチングはオンライン以外、訪問依頼が増えてきて、ちょくちょく東京を脱出しての出張が増えています。特に営業の場合は、昭和・平成の世代にとっては「営業はやっぱり対面でしょ!」というビリーフ(berief:信念・価値観・思い込み)が刷り込まれていますのでワクワクします。
私、谷本はANA派なのですが、北九州や山口に赴くときはスターフライヤーにも乗ることもよくあります。
離陸直前にはおなじみ機内安全ビデオが流れます。航空会社で独自性がありますよね。すごいクリエイティブに制作されているのですが、何故そんなに、様々な工夫をし、クリエイティブな感を出すかというと、実は乗客の方々が、「機内安全ビデオに誰も関心を示さない」からだといわれています。
シートベルト、酸素マスク、救命胴衣、非常口・・・わかっていることばかり。ですが、正論で言えば、離陸直前に安全手順を復習することで、脳の必要な回路が再活性化し、いざというときにその動きを無駄なく効率的にできる可能性が高まる。緊急事態には迅速な反応は欠かせないのであるから・・・。
がしかし、搭乗員の言葉には普通全く興味は示さない。なぜなら、それには2つの理由があるらしいのです。一つ目は、「それで人命が助かるのだろうか?斬新で効果的?」には思えないというもの、二つ目は、これから離陸しようとするときに、緊急着陸や火災、酸素不足、ましては墜落など考えたくもないという心理が働くからだということのようです。
「重要だけれども不愉快な情報にどうしたら人々は耳を傾けてくれるのか?」、「乗客の心を掴み、行動に影響を与えるためには何ができるだろう?」・・・そんな試行錯誤の上に見つけた最適解が、「恐怖心を喚起するメッセージ」を取りやめて、楽しく、明るく、愉快にメッセージを発信するというアイディアだったそうです。そのような経過から、今やそれぞれの航空会社によってさまざまに工夫されているのが、最近の機内安全ビデオです。コメディ仕立てや歌舞伎の役者が説明をサポートしたり、ヒーローもののような内容のものもありますね。
このお話には、極めて重要な心理学の原理・原則が潜在化しています。職場でも家庭でも、私たちコンサルティング業界、コーチング業界のお客様への教育訓練でも、ありがちな錯覚・勘違いがあります。
何か大切なことを伝えなければならないとき、私たちは直感的に相手がそれを聞いたがっていると思いがちです。ですが、この直感は、錯覚です。
飛行機に搭乗したときに、「自分の生命を救うかもしれない情報にさえ注意を払わない」のが、私たち人間です。そんな人間一人一人が「経営者・上司であるあなたの言うことに【簡単に】耳を傾けるとは考えにくい」・・・・とは思いませんか?
ではどうすれば?
相手が「どうしたら聞きたい気持ちになるのか」を考え直し、それに応じたメッセージを再構成することが必要ということになるかもしれません。
もし、あなたが人に影響を与えたいのなら、相手が「聴く体勢」にしてあげることが絶対に欠かせないということになります。
例えば、人間が「話を聞く体勢になりやすい」のは・・・・「クイズ」です。
人間はギャップを感じると「そのギャップを埋めたくなる心理が働く」そうです。
「クイズ」であれば、「正解を知りたくなる」ということなんです。
例えば、こんなのはどうですか?
◆「知る人ぞ知る!実は顔を整形していた三人の日本の内閣総理大臣!?」、
◆「綾瀬はるかがこの10年間で付き合っていた三人のジャニーズ!?」・・・「誰?」って気になりますよね(このネタは嘘です) 。
元々気にしていなかった知識のギャップを人々の心に作り出す効果があり、ギャップを作り出したら人間はそのギャップを埋めたくなる、そんな欲望が出てくるようなのです。
それでは、私も、一つ・・・・・・。
「科学的介護時代に必須の8つの介護倫理」・・・・・・。「8つって何だろう」って気になりますか?テーマが地味で気にならないですかね?でも地味なようで、中々、経営者や介護現場職員の心臓を刺す内容(エグイ!!)かもしれません。でもその内容は、国民にとっては介護施設でハッピーに暮らすための前提の環境を経営者に、現場介護職員に、しっかりと整えてもらうための示唆となる内容でもあります。またその内容は、「科学的介護」の深層の本質が発見できる、「科学的介護」の政策的方向性の適切性が証明される内容でもあるのです。
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