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いつもお世話になっております。
PHJの堀内です。
思わず笑っちゃいました。
ビッグモーターの新社長が社内で配信した“8分48秒のビデオメッセージ”
です。
ビッグモーターのさまざまな問題の要因について
「当社の常識が世の中の常識とあっていなかったことに尽きる」と述べ、
「世の中の常識にかなう体制を整える」と。
「いつか再びお客様に信頼される会社になれると信じています。」
無理です!
本質を分かっておられない。
常識とは、一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・意見や判断力。
常識の要素をさらに分類すると。知識、良識、見識となりますが、
良識に該当する、倫理・道徳観に根差した人間性の再教育からスタートすべきです。
「体制」の問題は、次です。
経営陣、管理職に、
「嘘は駄目。」
「泥棒はいけない。」などの幼児レベルの道徳教育から始めるべきです。
そう指摘されるべき「悪事」が慣習となっているのです。
ガラッと話は変わります。
8月27日に「第2期 認知症あんしん生活実践ケア研究会」の5回目を開催しました。
その中で、特別講演として、石川県の特別養護老人ホーム福寿園の介護福祉士 板本 真様からお話しをいただきました。興味津々でした。
テーマは「減薬における医療との連携」。
「血圧が100を切っているのに、いつから服用しているかわからない降圧剤」
「朝から眠気が強く食事が食べられないに、いつから服用しているかわからない睡眠剤」
「水分量が低下して500mlしか取れていないのに、いつから服用しているかわからない利尿剤」
私たち介護職に、薬の知識がないため、そのままの状況となっていた。
誰もそれを、疑問に思わなかった。
今は、ご入居された段階で、情報を共有し、その情報を医師に伝え、減薬が進んでいます。
取組みの始めは、「皆、不安だった。」
「何も取り組まないほうが、問題が少ない・・・」という諦めの声も。
「かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン第2版」などを学ぶこと、知識を知ることが励みになりました。
「抗認知症薬は有効性の評価において科学的根拠が不十分」
「抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬は、常に減薬・中止が可能か検討する」
「睡眠薬はまずは非薬物療法的介入を試みる」
など。
そして、嘱託医、看護師、薬剤師などとの他業種連携が最大のポイントですとも。
もっと具体的な取組をご紹介したいのですがここまで。
結論、減薬で、ご利用者様が元気になった。これが事実です。
「古い常識」への挑戦の取組みのドラマです。
「常識を覆す」という表現には何かをするにあたり、従来の常識にとらわれない手段をとる、常識から外れた画期的な物事をする、根本から変える、という意味で使われますが、
科学的介護を推進するためには、「常識を覆す」という考えが必要ですね。
「高齢者は?」
「認知症のBPSD消失は、あり得ない。」
「身体的再自立は、あり得ない。」
という一般世間の古い常識、偏見との挑戦です。
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない。」
これは、相対性理論で有名な物理学者アルベルト・アインシュタインが残した言葉です。
そもそも常識とは18 歳までに身につけた偏見の集まり、つまりその”偏見”とは生きている時代と場所によって大きく違うということ。
さて、介護業界の経営者の皆様!
介護業界の古い常識、偏見に真っ向挑戦しませんか。
ご利用者様の笑顔のために。
それが、科学的介護の推進です。
それでは、コマーシャルです!
第3期 認知症あんしん生活実践ケア研究会
9月スタート決定!
2024年、2027年介護報酬改定では、遂に、
「アウトカム評価」の介護時代到来と言っても過言ではない
と確信しています。
「科学的介護」の取組みには、
「アウトカム」の成功体験を、現場が知ることです。
その成功体験は、小さな一歩かもしれません。しかし、
その一歩が、皆様の企業・法人の「科学的介護」推進の
大きな一歩となることは、「認知症あんしん生活実践ケア研究会」
の第1期生、2期生が実証済みです。
そして、「認知症のBPSD消失」の一歩が、科学的介護の本流である再自立、
寝たきりから二足歩行を実現する介護スキルを組織の武器とすることができるのです。
「アウトカムベースの評価フレーム」のご準備を、
認知症BPSDの消失・緩和のケアスキルの学びからスタートしませんか!
ご入会のお申込みは、下記LPから
https://81j03.hp.peraichi.com/FRCFC
皆様のご入会をお待ちしています。
ご質問などありましたら、お気軽に、運営事務局:堀内(ほりうち)までご連絡ください。
電話:03-5288-7024
携帯:080-3265-2286
E-mail:h.horiuchi@ph-japan.jp
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