科学的介護への挑戦:組織の「規律」が鍵となる理由 | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2023.08.25

    みなさん、お元気ですか?

    本日の経営者としての1日の仕事の「意図」はどのようなものでしょうか?

     

    ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社の谷本です。

     

    当たり前の話ですが、「科学的介護」教育の導入は、介護業界の今後の発展において、あなたの経営する法人にとって、持続可能な経営のために重要なステップとなります。

     

    しかし、この変革の道のりは容易ではありません。なぜなら、多くの組織(特に社会福祉法人に顕著)において「組織内の規律の欠如」が、新しい経営方針の実行を阻む最大の障壁であるからです。

     

    1. 1.組織内「規律」の重要性

     組織の成功は、ビジョンを共有し、目標に対して一貫した取り組みが必要です。組織内に「規律」がなければ、経営方針が混乱し、変革の道は遠のくでしょう。

    経営方針が混乱する=実行すべき経営方針を決断できないことを指します。

     

    1. 2.科学的介護の導入

     科学的介護は、データに基づいた判断と要介護高齢者および認知症高齢者の身体及び精神の状態の改善を可能とする判断により行われる、介入する介護を意味します。そもそも、科学的介護手法により、質の高い介護を提供するための効果的な手法が見つかります。しかし、その導入には組織全体の一貫した努力と、共通の目標に対するコミットメントが必要です。

     

    1. 3.組織心理学の視点

    組織心理学の視点から、規律の形成は以下の要素から構築されます:

    • ・共通の価値観と目標の共有
    • ・明確なコミュニケーション
    • ・フィードバックと評価の体系
    • ・リーダーシップの役割と責任

     

    1. 4.規律を築くステップ

     1.ビジョンの共有: 組織の目標を明確にし、共有する。

    ・組織のパーパス=存在目的、一体あなたの経営する社会福祉法人はなんのために存在しているのか?経営者が食べていくため?職員が食べていくため?それだけ?そうならば世の中に必要なくないですか?

     

    1. 2.コミュニケーションの強化: オープンかつ透明なコミュニケーシ。ョンを促進し、理解と信頼を築く。

    ・組織に心理的安全性が確保され、学習する組織の風土に仕上げているか?

     

    3.リーダーシップの役割の強化: 経営者が規律の重要性を強調し、リーダーシップを発揮しているか?

     

    「科学的介護」への道は、今まで、あなたが経営してきた組織の風土からすると、挑戦的かもしれませんが、組織の規律を高めることで、それは実現可能です。共通の価値観と目標を共有し、効果的なコミュニケーションを促進することで、持続可能な経営と発展する組織を築くことができるのです。

     

    そんな中、この「規律」が組織内に機能していない社会福祉法人で、現場が「人手が足りない」「時間がない、忙しいのに科学的介護なんて現場の負担が増す」と言われ、立ち往生する経営者が全国に続出しています。

     

    この点について、科学的介護教育導入コンサルタントの立場からご助言を申し上げます。

     

    介護現場での人手不足や時間の制約は現実の問題でありますが、科学的介護教育の導入には以下のような長期的な利点があります。

     

    1. 1.効率的なケアの提供: 科学的介護はエビデンスに基づいており、最新のリサーチと実証された手法を用います。したがって、一度適切に訓練されれば、スタッフは最も効果的な介護を提供するための時間とリソースを節約できます。

     

    1. 2.スタッフのスキルアップ: 介護スタッフに科学的な知識と技術を教えることで、彼らの専門性が向上し、仕事の満足度も高まるかもしれません。これは長期的には人手不足の問題を緩和する助けとなるでしょう。

     

    1. 3.患者の健康と安全の改善: 科学的な方法に基づいた介護は、患者の健康と安全を向上させる可能性が高いです。その結果、再発や合併症のリスクが減少し(入院率が大幅に減少します)、全体的なケアの質が向上するでしょう。

     

    1. 4.リソースの効果的な使用: 科学的介護の方法は、しばしばリソースの最適な使用を促進します。つまり、不必要な手順や機器の使用を削減し、コスト効率を向上させることができます。

     

    抵抗する介護現場の職員に対しては、科学的介護教育の導入には初期投資が必要であること、短期的な課題が存在することは認めながらも、その初期の障壁を超えれば、組織全体での効率、効果、および患者ケアの質の向上が見込まれることを経営判断の優先事項として介護現場に丁寧に発信し、「申し訳ないねー。でもお願いしますね」と、前に進めましょう。

     

    「激励」、するのです!

     

    最後に、

    「科学的介護」導入の成功は実装の方法にも依存します。科学的介護教育の導入は段階的に行い、スタッフのフィードバックを絶えず取り入れ、変革を支援する文化を築くことが重要でしょう。

    このプロセスにおいて、PHJの経験豊富なコンサルタントが現場のニーズと課題を理解し、カスタマイズされた解決策を提供する役割を果たします。

    このメールマガジンが、多くの社会福祉法人において、科学的介護への道を開く助けとなることを願っています。

     

    それでは、コマーシャルです!

     

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    と確信しています。

    「科学的介護」の取組みには、

    「アウトカム」の成功体験を、現場が知ることです。

    その成功体験は、小さな一歩かもしれません。しかし、

    その一歩が、皆様の企業・法人の「科学的介護」推進の

    大きな一歩となることは、「認知症あんしん生活実践ケア研究会」

    の第1期生、2期生が実証済みです。

     

    2027年、きっと皆様は、2023年の小さな一歩を、大称賛

    することになるでしょう。

     

    2027年、「自立支援介護学」による認知症ケアの至宝で、
    BPSDゼロの

    特養・老健・認知症グループホーム・看護小規模多機能・
    小規模多機能・ショートステイ・有料老人ホームとなっているのです。

    2027年、皆様は、生き残っているのです。

    そして、「認知症のBPSD消失」の一歩が、科学的介護の本流である再自立、
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    ご参加は無料です。但し、経営者様限定とさせていただきます。