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いつもお世話になっております。
PHJの谷本です。
はじめに
科学的介護は、それを実践している特養のケースを垣間見ると、現代の介護分野で効果的なアプローチとして認識することができます。
病院の医師から看取り期と診断された80〜90歳台の要介護5の高齢者が「科学的介護」を粛々と進める日常の中で、「看取り解除」となる事例も散見されています。
そもそも、谷本の母が、そのアウトカムのケースとなりました(2023年4月〜7月にかけての実話)。5月に札幌市東区の某病院で医師から「せいぜい半年の命」との診断でしたが、今、常食で二足歩行再獲得で、新十津川町の特養「かおる園」で、ビールを楽しんでいます。
寝たきりになって1ヶ月半〜2ヶ月なら約2ヶ月で二足歩行に戻ります。
寝たきり期間が長いなら、半年などかけてじっくりやります。
介護職による「科学的介護」で、です。リハ職の関与がなくても、です。
しかし、こんなにすごい「科学的介護」を実際に施設や事業所に導入しようとする際に、特定の考え方や言葉が障壁となることがあります。
以下、科学的介護の導入やマスターを阻む3つの禁句について解説します。
禁句1: 「わからない」
この言葉は、新しい知識や技術への挑戦を避ける言い訳になりがちです。科学的介護は、適切な教育と練習によって十分に理解し実践することができます。この禁句に囚われず、積極的に学びの機会を追求しましょう。
禁句2: 「できない」
この言葉は、自己制限と無力感の象徴です。介護職の中で「できない」と思う瞬間があるかもしれませんが、科学的介護の採用は努力と支援によって「できる」ものに変わります。この禁句を捨て、可能性を信じる姿勢を持ちましょう。
禁句3: 「知っている」
この言葉は、自己満足と停滞を生むことがあります。「知っている」と考えることで、新しい学びや成長の機会を閉ざしてしまう危険性があります。科学的介護の分野は日々進化しているため、常に学び続ける態度が重要です。
人々が自分自身に対して使う言葉は、単なる単語以上の力を持っています。
脳科学の研究によれば、3つの禁句「わからない」「できない」「知っている」は、私たちの潜在能力を制限し、人生の可能性を狭める効果があることが明らかになっています。
これらの禁句は、脳の機能に直接的な影響を及ぼし、学び、成長、そして挑戦する能力を制限します。
それぞれの禁句が、人生の可能性をどのように狭めるかを理解することで、私たちはより積極的で開かれた態度を育むことができます。
「8つの介護倫理」のような既存の介護職教育のレベルを超え介護倫理観醸成のために強化されたPHJオリジナルのガイドラインと連携することで、私たちは、これらの禁句の影響を克服し、より対話的で共感的なコミュニケーションへと道を開くことができるでしょう。
人生の可能性は、「科学的介護」の可能性は、高齢者の尊厳を守るには、言葉の選び方から始まるのです。
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まとめ
科学的介護の導入とマスターを阻むこれらの禁句は、自覚と努力によって克服することができます。
経営者がリーダーシップを発揮し、介護の新しい方法に対して開かれた心を持ち、挑戦と成長の姿勢を強化することで、より効果的なケアの提供が可能となります。
ではまた!
それでは、コマーシャルです!
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