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いつもお世話になっております。
PHJの谷本です。
介護業界の経営者たちは日々、チームの動向や個々のパフォーマンスを管理し、向上させることに挑んでいます。
その中で、我々が学ぶべき一つの考え方が、伝説の野球監督・野村克也氏の考え方です。
彼は優秀な人にはギャップフィードバックを、普通の人には褒めと激励を、やる気のない人や頑張ることを諦めた人は無視するというアプローチを提唱しました。
この考え方をパレードの法則(労働の80%は20%の人間によって成されるという理論)と組み合わせて考えると、次のような洞察が得られます。
この場合の20%・60%・20%は組織の中の役割・位置・責任・権限などの階層で別れるのではなく、あくまでも「その人間がどうか?」で識別することにご留意ください。
何が言いたいかと言えば、役職者であるにも関わらず、やる気のない人々、頑張ることを諦めた人がいた場合、即刻部下がいないポストに異動させるのは当然であることが前提です。
大自然の中にある森の生態系を通して考えてみましょう。
森の中には多種多様な生命が存在します。
それぞれの動物は、その生息環境に適応する能力と、特異な生態を持っています。ここで考えてみましょう、これらの動物たちを介護業界の職員と見立て、20-60-20の法則で考えるとどうなるでしょうか?
まず、森の中の動物たちの20%は、強靭で巧みな狩猟者――彼らは森の頂点に立つ存在です。これらは、あなたの経営する法人の職員の中で最も優秀で熱心なパフォーマーに相当します。彼らに対しては、彼らの高いスキルと経験をさらに活かすための「ギャップフィードバック」が必要です。これにより、彼らの自己成長を促し、介護業界全体への貢献を最大化できます。
次に、森の中の動物たちの中心を占める60%は、一般的な草食動物や小型の肉食動物です。彼らは森の生態系を支え、その健全な循環に必要不可欠な役割を果たします。これは、あなたの経営する法人の職員の中の中間層に相当します。彼らに対しては、「褒めと激励」が必要です。彼らの努力と貢献を認識し、さらなる成長と参画を促すことで、組織全体の健全な機能を維持します。
そして最後に、森の中の動物たちの残りの20%は、生態系の外縁部に位置し、稀にしか姿を見せない種類の動物たちです。彼らは、場合によっては生態系全体に影響を与える可能性がありますが、通常はその存在が無視されることが多い。これは、あなたが経営する法人の職員の中で最もパフォーマンスが低い層に相当します。彼らに対しては、「無視」することも一つの戦略となります。この戦略により、あなたは組織全体のリソースをより効果的に利用し、最大の成果を追求することができます。
これらの異なる動物たちが一緒に森を共有し、それぞれが役割を果たして生態系を形成するように、あなたの組織もまた、異なるパフォーマンスの職員たちが共存し、それぞれが自身の役割を果たすことで、組織全体が機能します。
そのため、それぞれの層に対して適切な支援と指導を提供することが、組織全体の成長と発展に対する鍵となるのです。
フォームの始まり
フォームの終わり
要点は、経営者は自分のリーダーシップスタイルを様々な状況に応じて適応させるべきであり、それぞれの個々のパフォーマンスレベルに適したアプローチを採用することが重要です。
これにより、全体のパフォーマンスを向上させ、より高品質な介護サービスを提供することが可能となります。
ではまた!
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