みなさんが経営する法人・会社の「民度」は? | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2023.04.28

    いつもお世話になっております。

    PHJの谷本です。

    「民度」という言葉があります。

    民度(みんど、中:素质)とは特定の地域・国に住む人々または、特定の施設・サービスの利用者(ユーザー)・参加者・ファン等のある集団の平均的な知的水準、教育水準、文化水準、マナー行動様式などの成熟度の程度を指します。

    当然ですが、民度は高いほど良いとされているわけです。

    特定集団のある平均レベル・マナーの度合い以外に明確な定義はありません。何気に、中国に概念が輸出され、「(国民)素质(日:素質)」とし、中国では政府を含め官民問わず使われているようです。

    言葉の起源は不明で、しかし、戦前から存在しており、1934年8月9日付『京城日報』に記述がある。1949年の獅子文六の随筆「てんやわんや」にて、「要するに、あらゆる点から、民度が低いのである」と載っており、「国民あるいは住民の生活の貧富や文明の進歩の程度。」という意味で登場しています。

    さて、この「民度」は高齢者福祉・障害者福祉・障害児福祉・保育の組織では、どのように外部から推しはかることができるでしょうか?

     

    一番シンプルな現象・事象は、サービス提供中に「使用する言語空間」に顕在化するということです。

     

    「言葉」に組織の「民度」が表出します。いわば「人間の意識レベル」が丸わかりになるということです。

     

    以下引用:『仏説無量寿経』

    この世において迷い苦しんでいる人びとを見て、自分一人が救われるだけではなく、すべての人が等しく救われる国、浄土を作りたいと願い、実現するために法蔵菩薩は、人間の迷いの現実をよく見て、四十八の願いを立てた。
     そのうちの一番はじめの願いは、私が仏に成りましても、この私の国に地獄・餓鬼・畜生とかがあるならば、私は覚ることをいたしません。」というものだった。
     「地獄」とは、共に生きるものでありながら、共に在ることができず、いつも傷つけ合うような生き方をしているもののこと。また、「餓鬼」とは、いつも満たされず不平不満の中に生きているもののこと。そして、「畜生」とは、一人立ちできず、結局、力あるものに依存するような生き方をしているもののことです。

     介護現場に、障害福祉現場に、保育現場に、この「地獄」「餓鬼」「畜生」の世界が現出している具体的な言語空間が「虐待」「不適切ケア」が横行する現場といえるでしょう。

     

    あなたの法人の、施設の、事業所の「民度」はいかがですか?

     

     

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