社会福祉法人の吸収・合併は進まない・・・・可能性が高い・・・説 | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2023.04.27

    いつもお世話になっております。

    PHJの谷本です。

    数年前に、こんなものが制度化されました。

    令和2年6月に公布された「地域共生社会の実現のための社会福祉法等の一部を改正する法律」に基づき、令和4年4月から、「社会福祉連携推進法人制度」が施行されたわけです。

    この「社会福祉連携推進法人」は、社会福祉法人等が社員となり、福祉サービス事業者間の連携・協働を図るための取組等を行う新たな法人制度として一時期、評判になりました。

     

    でも、この制度の真の狙いは何かというと、それは社会福祉法人の「婚活」なのですね。

     

    「婚活」、いわゆる多くの社会福祉法人を合併させたい。

    そして、大規模な社会福祉法人を増加させたい、ということです。

    特に財務省などは、介護や障害について、法人が大規模になれば、全てうまくいくと考えていたりしています。

     

    しかし、大規模になったところで、介護の質や障害福祉サービスの質が、「クズ」なら何の公益的な意味がなく、リアル国民に迷惑をかけるだけなわけですが。経営者と職員を食わせるだけの大規模化なら意味はないのですよ。ここ・・・大事なところです。

    介護や障害だけですよ。経営者が異様に、「そこまで?」と思うくらい、自分の法人が提供する「サービスの質」に興味を持たない業界は。

    例えば、「不適切ケア」を放置なんて、他の業界ならあり得ない。不具合品を平気で出荷し続けている会社、あります?昔の中国製品か?!

     

    話を戻します。

    持続可能な経営をする気がない社会福祉法人、経営状況が厳しい社会福祉法人、精神的に経営者がギブアップしている社会福祉法人、自分で経営課題を乗り越える思索と検討と計画と実行と修正ができない経営者がマネジメントする社会福祉法人・・・・などが吸収されたいと考えるわけですが。

     

    そんなにうまくいかないと思います。なぜなら、前述のような経営者が経営する社会福祉法人は間違いなく「マネジメントが効いていない」でしょう。「リーダーシップ」も効かせていない。

    そうなると、そこで働く職員や管理職はどんな感じでしょうか?

     

    その親にして、この子ありです。

     

    そんな職員たちを受け入れたいというような、仏様のような、社会福祉法人経営者は、、、、、、、間違いなく、、、、、、、、、いません。

     

    ですので、そのような社会福祉法人は、、、、、、、、自動消滅して行くわけです。少しずつ、消えていく。

     

    もし、ご自身の社会福祉法人を将来、どこかの信頼できる社会福祉法人に面倒を見てもらいたいと少しでも考えている経営者は、自らが経営する社会福祉法人のマネジメントとコミュニケーション、そして組織人教育、そして、「職員本位という名のクズ意識」を殲滅させておかないと、誰も面倒みてくれません。

     

    現実は厳しいのです。

     

     

     

     

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