「言葉」の「チカラ」! | ポスト・ヒューマン・ジャパン株式会社

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  • ブログ2023.04.11

    いつもお世話になっております。

    PHJの堀内です。

     

    ある方がこのようにお話しをされていました。

    「私は、小学生のころ、赤面症で、人前で話しをすることが

    できない子供でした。

    でも、私、皆勤賞だったんです。

    なぜか?当時、不登校という言葉はなかったから。

    今のように、不登校という言葉が存在していたら、

    私も、引きこもりになっていたでしょうね。」

     

    一理あるなぁと思いました。

    「卵が先か鶏が先か論」ですが、

    言葉の力」は、大きいですね。

     

    ある大学教授が、数年前の講演で、

    「動物が、人類が過去経験していないことを、今経験しています。それは、親の介護ということです。人間以外の動物が、親を介護するということはない。人間だけでしょう。そして、昔は、親と同居し、ある意味で、床に伏すことはあっても、その後、亡くなった。介護というよりお世話でした。」

     

    たしかに、

    「高齢者の介護」という言葉が頻繁に使われるようになったのは、いつごろからか。

    ちなみに『広辞苑』では、1983年の第三版までには「介護」という見出し語はなく、1991年の第四版から掲載されている。「介護」という行為がおこなわれるようになったということで、

    つまり、「高齢者を介護する」ということ自体、我々の歴史において、比較的新しい出来事だと推測することができますね。

     

    言葉が時代を作るのか、時代が言葉を作るのか。

     

    マザー・テレサさんの有名な言葉
    「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
     言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
     行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
     習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
     性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから」

     

    深いですね。

     

    さて、虐待とは、繰り返しあるいは習慣的に、暴力をふるったり、冷酷・冷淡な接し方をすることである。具体的な内容は様々で、肉体的暴力をふるう、言葉による暴力をふるう(暴言侮辱など)、いやがらせをする、無視をする、等の行為を繰り返し行うことをいうと定義されています。

     

    「不適切なケア」ということを、昨日のメルマガで書かせていただきましたが、職員による明らかな虐待(意図的な虐待)、たとえ自覚なく行っていたとしても、正しいとは言えないケアを「不適切なケア」と。

     

    自覚がないことで、行われる不適切なケアで、

    近年注目されている「スピーチロック」とは「言葉の拘束」を意味する言葉

    言葉で行動を押さえつける行為を指し、問題視されていますね。

    スピーチロックには明確な基準がない分、何気ない普段の声かけが身体拘束になる場合があります。

    たとえば以下のような言葉がスピーチロックになりえるそうです。

     

    ・ちょっと待って!

    ・~していてください

    ・~しないで

    ・どうしてそんなことするの

    ・そんなことやめて

     

    虐待殲滅で、重要なことは、意図するしないにかかわらず、「言葉」の改革、それが「行動」となり、「習慣」となり、組織風土になり、虐待になるから。

    なので、根本である思考の変革から始める必要があるのです。

     

    さて、いよいよPHJが福祉業界の虐待殲滅に動き出します!

     

    Coming Soon!・・・・・2023年度上半期開催!

    高齢者福祉・障害福祉・保育✖️科学的マネジメント導入実践研究会無料説明会」

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    お楽しみに!